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インタビュー《チーム編成・運営》| 多様性のある組織の運営(AD)

ザ・プラント社長に聞く、多国籍メンバーが心地よく働ける環境づくり

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日本と各国の文化・習慣を融合し、組織のものとする方法

取材当日に出社していたザ・プラントのみなさん。エプロンの「職人気質」も同社の文化の一つという
取材当日に出社していたザ・プラントのみなさん。エプロンの「職人気質」も同社の文化の一つという

――外国籍の人が日本で働くということにおいて、障壁に感じられることはありませんか。

 もちろんまったくないと言ったら嘘になります。東京本社で仕事をする外国人のうち、何人かは当社の前にも日本での就業経験があり、日本企業の習慣や文化などとの軋轢に悩んだ経験がそれぞれありました。しかし、それを乗り越えてきた人たちなので、当社の採用の時点でほぼ問題はありませんでした。

 一方で、日本に来るのもパスポートを取得するのも初めてだった中国人スタッフや、オーストラリアで採用が決定してから初めて来日することになったオーストラリア人スタッフもいました。彼らにはできる限りの細やかなサポートを行いました。それがスムーズにできたのも、私も含め日本での就業経験のある外国人メンバーは、仕事と生活両面での文化的軋轢を乗り越えるにはどう対応すべきか、分かっているからです。まず、大切なのは日本で暮らすことに対する期待値をすり合わせておくことですね。期待より高くても低くてもギャップを感じると後々のトラブルになりがちです。

 具体的には、電話やSlack、Zoomなどで事前に日本での生活についてしっかりと説明し、具体的なイメージを持ってもらいました。その後は、パスポートの取得に始まり、空港への送迎、仕事面では慣れるまでハンズオンで伴走し、生活面では社宅や家財道具の準備、役所の手続き、食事やゴミの捨て方まで一切をサポートします。そういえば、当初一緒に仕事をする中で、顧客先にテイクアウトコーヒーを持ち込もうとしたのを注意したこともありましたね(笑)。そんなふうに、かつて日本で失敗したり苦労したりしたメンバーが、経験・知見を生かして対応・アドバイスするので、日本に慣れない人でも安心して日本での業務・生活に馴染むことができます。

――日本式に溶け込むということでしょうか。

 いえいえ、すべて日本式に迎合するというわけではありません。「日本では一般的にはこうである」という情報は提供しますが、米国人である私が代表であることもあり、日本式はもちろん、米国式も強要することはありません。たとえば、多くの日本企業の就業規則では休暇のとり方や就業時間などについて、かなり厳しく決められていますが、ザ・プラントではかなり自由度が高いものになっています。そこについては、特に日本企業を窮屈に感じていた人からは感謝されているかもしれません。

 これだけ国籍が違うとメンバー一人ひとりの“常識”が異なるので、お互い違和感があることについては直接話し合い、意見を共有し、できるだけ多くの人が納得できる形で解決するようにしています。たとえば中国では、昼食後に「昼寝」をするのは一般的とされているそうですが、日本や米国では怠けているとみなされがちです。しかし、中国人スタッフ曰く、「短時間の昼寝をすると仕事の効率も上がる」というのです。そこで、社内に昼寝ができるようなカウチのある部屋を用意し、したい人はできるようにしました。もちろん、ルールではなく強制もしません。新しく人が来るたびに、たぶん新しい価値観や考え方が社内に取り込まれ、それがザ・プラントの組織文化となっているように感じます。

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自由度を上げながら、組織としての推進力を高めるために

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事...

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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