SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2024 Winter

2024年2月1日(木)12:00~17:40

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

その他のスペック一覧

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

採用管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

採用管理システム
主要製品スペック一覧 2023

HRzineニュース

1on1に期待する要素全てにおいて、上司より部下の期待値が低いことが判明―Fringe81 Uniposカンパニー

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 Fringe81は、全国の上場企業に勤務する20~60代の管理職325名と一般社員324名を対象に、「1on1ミーティング[1]に関する実態調査」を行い、結果を発表した。調査期間は2021年5月18日~19日。

 同社ではこの調査結果を受けて、以下のように述べている。

 管理職と一般社員の合計649名に聞いたところ、75%が月1回以上1on1ミーティング(以下、1on1)を実施していることが分かった。同制度を導入している各企業は、定常的に実施する施策として定着している様子がうかがえる。

[画像クリックで拡大表示]

 「あなたにとって1on1ミーティングは、すべての業務の中の優先順位はどの程度ですか?」という質問をしたところ、管理職は「高い」「やや高い」が65%という高い数値だった。しかし、一般社員の「高い」「やや高い」の合計は46.9%と半数以下にとどまる結果となった。管理職と比較すると部下である一般社員の方が1on1を「仕事の上で重要なもの」とは捉えていないことが分かった。

[画像クリックで拡大表示]

 1on1の目的として考えられる要素を12項目に分割し数値化したところ、12項目全てにおいて一般社員のほうが低いことが分かった。一般社員は1on1に対する優先度が低いだけでなく、管理職と比較すると1on1の期待値にギャップがあることがうかがえる。

[画像クリックで拡大表示]

 期待に対して、全く同じ12項目で「満たされていること」を聞いた結果、管理職・一般社員ともに、ほぼ全ての項目でポイントが期待値を下回る結果になった。双方とも、現在の1on1は期待通りの効果が得られていないと感じていることが分かった。また、期待値同様、満足度も全12項目で一般社員のほうが満足度が低く、管理職はどういった点を改善すべきか考え、実行するべきと考えられる。

[画像クリックで拡大表示]

 一般社員が1on1において満たされている項目の上位5つは仕事の進捗や問題点について話し合ったり、管理職からフィードバックを受けたりするなど、全て日々の業務に関する事項だった。一方、満たされていない項目下位5つのうち3つが「自分自身の挑戦・キャリア」といった未来に関する項目となっている。部下である一般社員にとってより満足度の高い1on1を実施するには、日々の業務進捗に関する話題よりも、キャリアや今後の挑戦に関する話題を増やし、部下の未来を後押しするような場にしていくことが必要だと考えられる。

[画像クリックで拡大表示]

 現在の1on1は「業務の進捗管理の場」としては効力を持っているが、今後は「部下の成長支援の場」としての役割になることを管理職自身が意識し、そのための会話を増やしていく必要がある。同調査で「1on1ミーティングに対するポジティブな印象を自由にお書きください」と聞いたところ、一般社員からは「仕事の方向性、上司の考え方を理解し自分の考えを伝えられる」「自分自身の成長、これから先に進むべき課題や目標が明確に示される」、管理職からは「個人の仕事の進捗管理に加え、キャリア形成に関する認識合わせが定期的にできるので有用」という回答があったことからも、成長支援をする場にしていくことは、一般社員の1on1に対する期待、そしてその先の満足度を上げていく上で有益だと考えられる。

[1]: 同調査における1on1ミーティングは、「給与査定面談、目標設定面談、評価面談とは異なる上司と部下が1対1で定期的に対話する場・機会」と定義。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
HRzineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/3432 2021/07/28 08:20

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2024年2月1日(木)12:00~17:40

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング