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2024年2月1日(木)12:00~17:40

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人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

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インタビュー:ワンディールコンサルティング合同会社 代表社員 小林 誠氏

派遣という働き方~ライフスタイルとスキル・キャリアにマッチした仕事を自分で選択していく


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 派遣と聞くと、「立場が不安定」「待遇が悪い」「キャリアアップが難しい」など、マイナスのイメージを持たれがちです。でも、派遣という働き方は本当にマイナスなのでしょうか。小林 誠氏は、エンジニアとしてのスキルや経験を活かし、ときにはあえて派遣という働き方を選択して、資格を取得するなどしてキャリアアップを図ってきました。小林氏はいま、リクルートスタッフィングを通じて派遣社員として働きながら大学院に通い、中小企業診断士を目指しています。本稿では、自分に合った働き方を模索しているエンジニアの参考になるように、小林氏にこれまでのキャリアを振り返ってもらい、派遣社員として働くことについての考えをうかがいました。

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新卒では憧れのゲーム会社に開発者として入社(正社員として)

――新卒ではゲーム会社に開発者として入社されました。志望の理由は?

 小学生からゲームが大好きで、高校に入ったあたりからゲーム開発者になろうと考えていました。親からは大学進学を勧められたんですが、ゲーム開発者になる近道と思い、専門学校に進学しました。

――ゲーム系の専門学校ですか?

 実は、ゲームではなく情報処理の専門学校です。C言語など、プログラミングを中心に勉強しました。思えば、在学中に第二種情報処理技術者(現:基本情報技術者)試験に合格したのが、自分の資格人生の始まりですね。その他にもビジネス能力検定を取得しました。

――卒業後、志望どおりゲーム会社に入社ということですね。

 本当に格好悪いんですが、がんばって入ったゲーム会社だったにもかかわらず、1年半ほどで退社してしまいました。理由は、自分の力不足を実感したからと、開発の現場に合わなかったからです。理想と現実のギャップにショックを受けたんですね。ゲームを楽しむことと、作ることはまったく違っていて、開発現場は本当に厳しかった。学校の勉強では大きな苦労をした覚えはありませんが、まったく歯が立ちませんでした。

――その会社ではどのようなスキルを習得できましたか。

 残念ですが、開発の現場からは半年で離れてしまったのです。その後は会社の運営するアミューズメントスポットを管理する仕事をしていました。もともとゲームが好きなので、この仕事でも続けられるとは思っていたのですが、親の反対を押し切ってまで専門学校に進んだのにやりたい仕事ができていない。このままではだめだと思い、会社を辞める決断をしました。

ワンディールコンサルティング合同会社 代表社員 小林 誠氏
小林 誠(こばやし まこと)氏
1974年生まれ。兄の影響で、小学生のころからパソコンに触れて過ごす。情報系の専門学校で学び、システムエンジニアになった後は、Windows Serverを中心としたインフラの構築、設計、運用などをコアスキルとして、複数の会社で業務を行ってきた。現在は、派遣スタッフとして仕事をしながら、ITを経営に活かすお手伝いをするため、中小企業診断士の資格取得を目指して勉強中。2017年5月、資格取得後の事業準備のために、ワンディールコンサルティング合同会社を立ち上げた。

大手メーカーで実績を積み上げる(派遣社員として)

――次に、派遣社員としてメーカーで5年勤務したとのことですが、そのきっかけは?

 最初はもう一度ゲーム会社にと思ったのですが、短期間で辞めているのでゲーム業界は難しいだろうとあきらめました。一方で、第二種情報処理技術者を取得していたので、SEならできるのではないかと。そう考えていたら、自宅近くの大手メーカーで求人があり、応募してみたというのが実のところです。そして就業することになったのが、パソコンにOSを無人かつ自動でインストールするツールをテストする仕事でした。そこから、SEとしてのキャリアが始まったといえます。

――資格は役に立ちましたか。

 おそらく役に立ったと思います。第二種情報処理技術者は、情報処理技術に関して基本的な知識があることを裏付けてくれる資格ですので、管理職の方との会話もスムーズに進みました。

――初めて派遣社員として仕事をしたわけですが、どうでしたか?

 すごくのびのびと仕事をさせてもらえました。まだ若かったですし、その会社が外資系で、自由な風土があったのも大きかったと思います。じっくりと理解を深めながら、仕事を進めることができていました。

 その仕事を続けて2年ほど経ったとき、所属していた部署は担当していた業務が終了となり、別の仕事を請け負うことになりました。このとき、私にもその業務をやらないかとお話をいただいたんです。そこで、契約内容を変えて引き続き、その部署での仕事を継続することにしました。新しい業務も面白そうでしたし、そのときの職場の雰囲気が良く、もっとこの会社で働きたいと思っていました。

――新しい仕事はどのようなものでしたか?

 ストレージ関連の業務で、最初に依頼されたのは、さまざまなストレージでグループウェアのベンチマークテストを行う仕事でした。ストレージ案件の商談支援として数か月間、テストを実施し、その結果を管理者経由で営業担当へ提出しました。数か月後、それをお客様に提示したところ案件を受注できたと、営業担当の方から連絡をいただきました。自分の仕事が会社の売上に貢献したことがうれしかったですね。その後、ストレージを使ったソリューションのテストを担当し、さらに技術営業として販売にも関わるようになりました。

 その会社には5年ほどお世話になりましたが、ストレージソリューションが独自開発されたもので汎用性に欠ける部分があり、技術的に世界が狭くなっていくような感覚を覚え始めました。居心地は良かったのですが、このままでは自分のスキルが頭打ちになってしまうんじゃないかと危惧し、転職しようと決意しました。

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この記事の著者

坂井 直美(サカイ ナオミ)

SE、通信教育講座の編集、IT系出版社の書籍編集を経てフリーランスへ。IT分野で原稿を書いたり編集したり翻訳したり。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(資格Zine編集長)(イチゴ アキノリ)

うさぎ化してますが、1972年の子年生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。資...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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