成長の異なる2人を個性に応じて育成
――まずは木田様のお仕事について教えていただけますか。
リクルートジョブズ全体のデータ関連を扱っているデータマネジメント部の部長をしています。データマネジメント部は、データマネジメントの領域とアナリティクスの領域、そしてデータを活用したソリューションの領域の3つに分かれていますが、私はその全ての領域について部長として担当しています。
――木田さんのグループにはメンバーは何人くらいいらっしゃるのですか。
10人程度です。私のグループには2018年度の春に就任したばかりのGMが2人いて、彼ら以外はメンバーで構成されています。弊社のGMは一般企業でいうところの課長に当たる役職ですね。
――GMのお2人は何歳くらいですか。
2人とも30歳くらいです。彼らがリクルートに入社して以来、ずっと一緒に仕事をしています。
共にこれまでにグループ全体での表彰経験もあるなど、入社した当初からプレイヤーとして非常に優秀な実績を残してくれていました。いずれはGMとなってもらい、今以上に活躍してもらいたいという思いは、早いタイミングからありましたね。
――GMになったタイミングは、なぜ昨春だったのですか。
特に人の異動によったものではなく、2人がGMとしての実力を備えた状態になったからです。
――早い段階からGM候補として考えていたということですが、GMを見据えた教育を何か特別にされていたのですか。
個人のスキルや経験に合わせた教育を心がけており、1人目のGMには2年前くらいからチームリーダーを担当してもらいました。その時点で3〜4名のメンバーに対して、メンバーマネジメントやプロジェクトマネジメントを学ぶ機会を用意していましたね。
もう1人のGMは、もしかするとマネージャータイプではなくハイプロ系の思考ではないかとも考えていたので、少人数のプロジェクトについて、いくつかプロジェクトリーダーを経験してもらいました。GMになるまでには現場の育成経験を積んでもらいながら、時が来るのを楽しみに待っていた感じです。