マイナビ大学生就職内定率調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的に、2010年3月から実施しており、今年10回目。今回の「2020年卒マイナビ大学生就職内定率調査」は8月26日~31日の期間に実施され、2020年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生3142名(文系男子727名、文系女子1134名、理系男子735名、理系女子546名)から有効回答を得ている。有効回答数は内定率の高まりに連れて減少が続いている(5月末時点7375名、6月末時点5423名、7月末時点3880名)。
2020年卒学生の8月末時点の内々定率は82.6%(前年同月比0.8ポイント減)だった。文理男女別の比較では、理系学生(男子87.1%、女子88.8%)が9割に迫り、前月に引き続き文系学生(男子78.7%、女子80.4%)を上回る結果に。また、8月末時点で内定率が最も高かったのは、理系女子の88.8%(前年同月87.7%)、前月比で最も伸びたのは文系女子80.4%(前月77.3%)となった。
全体の平均内々定保有社数は2.4社と前月から0.2ポイント増加。一方、未内々定者を含めた活動を継続する学生の割合は全体の28.6%で、前月から8.2ポイント減少した。また、内々定を保有する学生のうち、第3希望までの企業から内々定を得た割合は、前年同月比4.5ポイント増の72.7%となり、学生は志望度が高い企業から内々定を得ていることが明らかになった。
調査結果の詳細は、こちら(PDF)から。