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インタビュー |採用マーケティング

「採用マーケティング」へのMAツール導入、2か月で元が取れるほど効果あり――マルケト 千葉修司氏《後編》

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 “攻め”の姿勢でなければエンジニア採用は難しくなっている現在、「採用マーケティング」に注目が集まっている。しかし、その基礎となる候補者のデータを集めなければ、効果的な施策は回せない。それを支援するのが、製品やサービスのマーケティングで使用されるMA(Marketing Automation)ツールだ。前編では、MAツール「Marketo」を展開するマルケトの千葉修司氏に、自社の採用マーケティングにMarketoを使っている理由などを尋ねた。この後編では、採用マーケティングの実施方法や効果、展望などを聞く(2018年12月18日取材)。

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前編はこちらから。

採用マーケティングは社内に向けても行う

――スキルやカルチャーがフィットしない人を採用されたら現場は困るわけで、そうならないためにも、人事と現場は共同で採用活動を進めるべきでしょう。しかし、人事からは「忙しい現場のエンジニアを巻き込むのは気が引ける」という声をよく聞きます。

 人事としてよくある悩みです。でも、端的に言って、採用は「仲間探し」だと捉えていただきたいですね。一緒にプロジェクトに取り組む仲間を迎えることであり、ひいては、組織の質を高めることにもつながります。その観点から言えば、現場に協力をお願いするのはごく自然なことではないでしょうか。外資系企業ではラインマネージャーが採用をリードするケースが多いですが、人事部主導で行われている企業は特に、現場とのコラボレーションを進めなくてはなりません。

千葉 修司氏
千葉 修司(ちば・しゅうじ)氏
株式会社マルケト タレントエンゲージメント&オペレーション ディレクター。
2003年、早稲田大学政治経済学部卒。大日本印刷で人事総務を担当後、マーサージャパン、アクセンチュアにて、組織・人材マネジメント分野、特に営業支援のコンサルティングに従事。その後、セールスフォース・ドットコム、そして現職のマルケトにて、営業部門の生産性向上をミッションとして、組織人材開発施策企画・運営(Sales Enablement)を担当。2018年5月に新設された人事領域全般を担当するタレントエンゲージメント部を担当し、採用マーケティングや人事制度設計を推進。

 また、あるSI企業の方から、エンジニアにとっての最終的なアウトプットはプロダクトではなく、それを介した「世の中へのインパクト」であるのに、会社がそこへ光を当てていないということを聞きました。エンジニアはお金よりも、自分がどう成長できるか、あるいは何が実現できるかを動機に入社を決めることが多いようですから、プロダクトそのものよりも、会社のビジョンに相当する「プロダクトで何を実現できるのか」に光を当て、社外にアピールすることに取り組んではいかがでしょうか。

 これは社内の人たちのエンゲージメント向上にもつながります。そのことに組織として取り組むべきだと思います。

――それはつまり、社外だけでなく社内に向けたマーケティングも大事ということでしょうか。

 採用マーケティングは、社外と社内のマーケティング両方を紐づけており、入社後のプロセスも設計するものです。

 採用部門はつい採用をゴールと捉え、その先は現場にお任せせざるを得ないと考えがちです。採用できた人数や研修の回数だけをKPIにしていて、育成や活躍、退職のKPIを誰もモニタリングしていなかったりする。それでは人を使い捨てにする会社になる可能性すらあり、誰もハッピーになれません。そうならないように採用後のKPIも意識して、採用にまつわる一連のプロセスを運用できるようになってほしいと思います。

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この記事の著者

市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

冨永 裕子(トミナガ ユウコ)

IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタント...

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