ラクスルは、3月1日より、整備・拡充した福利厚生制度「カナエル(KanaL)」を導入した。
同社ではこれまで、2022年度の男性社員の育児休業取得率が73%に上るなど、ライフステージの変化に柔軟に対応してきた。今回、さらに安心してチャレンジできる職場環境の実現に向けて、「多様な人材・働き方を支援」「キャリアアップを支援」「貢献を賞賛」という3つの観点から制度を拡充し、多様な働き方を支援するという。
また、社員とともに成長し、励まし合っていく会社でありたいという想いから、充実した生活の実現を叶えるという意味を込めて、同制度をカナエル(KanaL)と名付けている。
制度の概要は以下のとおり。
多様な人材・働き方を支援する主な制度
- 育児介護休業制度:性別・役職・年齢・勤続年数を問わず、育児休業・介護休業の取得を可能とする制度。希望日から円滑に取得でき、多くの社員の取得実績がある(勤続年数にかかわらず取得可能)
- 産育休復帰祝金制度:産前産後休暇または育児休業日数対象期間に応じて、会社が祝金を支給する制度。社員が産前産後休暇または育児休業から復職した際に受け取ることができる
- 慶弔見舞金制度:社員やその家族の慶事・弔事に、会社から社員に対して一定額が支払われる制度。同性パートナーを持つ社員も同様に利用できる
- 企業主導型保育園利用制度:自治体を通さず、保育園と直接契約を結び保育利用ができる制度。0~2歳までの子供がいる社員が利用できる
キャリアアップを支援する主な制度
- スキルアップ支援制度(コースによる):会社が認めた場合に、外部セミナー・研修受講・語学学校の通学・資格試験受験とそれに伴うテキストの購入費用を、年間1人1万5000円(税抜)まで会社が負担する制度。自発的なスキルアップが可能
- 言語習得支援:社内の専任英語講師による英語レッスンを受講できる制度。マンツーマンまたはグループで、就業時間内に無料で受講できる(※一部対象者のみ適用)
貢献を称え、賞賛する主な制度
- 長期勤続祝い褒賞金制度:社員の長期勤続を称える制度。勤続年数が5年および10年に達した社員には褒賞金が支給される
- Thanks holiday制度:社員の勤続年数に応じ、リフレッシュ、健康維持、自己啓発を目的としてThanks holiday休暇を付与する制度。特別休暇(有給)として取得できる
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