「スキルファースト雇用」や「週5日出社の終焉」など　2024年の仕事トレンドを発表—Deel

　グローバルチームの運営支援を行っているDeelは、世界の150ヵ国以上のサポート事例を踏まえ、2024年に予測される仕事のトレンドを7つ発表した。詳しくは次のとおり。

1. 仕事中における「機内モード」の活用

   ある企業では従業員の集中力を高めるために、100分間機内モードをオンにする取り組みを行っている。機内モードの時間は読書、ブレインストーミングなど、従業員が集中力を高めるために利用されている。

2. 「スキルファースト」雇用の浸透

   世界の雇用トレンドとして、大卒資格や前職でのキャリアがなくても、適切なスキルを持っていれば、その仕事に適任であるという考えが浸透しはじめている。

3. 怒りに任せて転職活動をしてみる

   昇進を見送られた、職場で不当な扱いを受けているなどの解決策の1つに「怒りに任せて転職活動をすること」が挙げられる。職場に不満がある場合、思い切って他社のポジションに応募することで、ストレスの発散と自身の市場価値の確認を同時に行える。

4. 「1週間に5日出社する」という概念の終焉

   従業員をオフィスに出社させる動きが強まっている一方で、依然として在宅勤務は定着している。従業員と経営者の双方が、日々の通勤にかかる時間やコストなどの問題に再度直面して疑問を抱いている。

5. 「Queenagers（クイーンネージャー）」の台頭

   1980年代ごろからキャリアをスタートし、強い意志と野望で壁を破ってきた女性たちが台頭している。年齢層は45～65歳で、ある程度大きくなった子供がおり、比較的高収入である傾向がある。

6. 「Social Side Gigging（ソーシャルサイドギギング）」の強まり

   在宅勤務が普及することで不足しがちな社会的な交流を補うため、週末に社会的交流の多い仕事に就く人が増加している。とくに飲食店やバーテンダーなどの職種が人気である。

7. オンライン会議内でのバーチャル背景の減少

   ここ数年、SNS上のフィルターやフォトショップの過度な使用を控えようという声が世界で散見される。そうした声を踏まえて2024年では、バーチャル背景ではなく自分の一部として実際の背景を見せること、そのために整理整頓することが重視されると予測する。

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