パーソルグループで人材派遣・アウトソーシング事業を手掛けるパーソルテンプスタッフは、ビジネス界におけるプロ契約サービスを展開する「キャリーミー」(運営:Piece to Peace)と2020年8月から協業を開始した。同協業に伴いキャリーミーは、企業に対し「師弟採用」サービスの有効な活用方法を提案する。
師弟採用は、プロとアシスタント人材をセットで活用する人材サービス。優秀な経験者の採用は、高い採用コストや人件費がかかる。同サービスは業務委託契約なので、プロを必要なときに必要なボリュームで活用でき、経験者の人事コストダウンを実現する。
また、プロと未経験人材をセットで活用することで、社内へのリソースをしっかりと確保しつつ、全体の人事コストを下げることも可能になる。さらに、プロに未経験の社員を育成してもらうことで、社員のスキルアップと離職率ダウンにもつながる。
働き方改革や、新しい生活様式における働き方の変化を受け、派遣スタッフに求められるスキルや経験も変化している。特に、期間を設けた優秀な人材への業務委託である「プロ契約」という形は、求められるスキルの高度化、マーケティング施策の多様化・複雑化により、急速に普及しつつある。しかしながら、今回の協業前のキャリーミーには、法人側のニーズによっては「プロ人材への週2〜3回の業務委託だけではリソースが足りない」との声も多かったという。
今回の協業により、このリソース部分をパーソルテンプスタッフの派遣スタッフで補えると想定している。パーソルテンプスタッフは、今回の協業により派遣スタッフのさらなる就業機会拡大やスキルアップ支援に取り組んでいく。