IPA、平成28年度春期 情報処理技術者試験の問題・解答を公表、中止試験地の受験者向け対応も発表

　「情報セキュリティマネジメント試験」が新しく実施された平成28年度春期 情報処理技術者試験。政府の旗振りで推進されているセキュリティ人材育成施策の1つとして、その問題の内容が注目された。Twitterに投稿されたツイートを見る限り正答率が高く、多くの人が7割以上正解できたようだ。午後問題については「日本語の読解力が左右する」といった声が散見される。セキュリティ関連の出題としては想定内、あるいはやさしかったという意見が多かった。

　また、同日に下表のとおり試験問題や解答例も発表。高度試験（応用情報技術者試験以上）の午後試験については、解答発表が6月10日となっている。合格者の発表は、情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験が5月16日、応用情報技術者試験以上の高度試験が6月17日となっている。

次回試験への振替、受験手数料の返還についての発表

　なお、地震発生の影響で試験実施が中止された九州地方の8試験地の受験者についても、次のように対応が発表されている。

• 次回の試験実施日に同じ試験を受験したい方は、所定の手続きにより、受験を振り替えることができる。
  • IP・SG・FE・AP・SC試験　⇒　平成28年度秋期情報処理技術者試験（平成28年10月16日（日）実施予定）
  • PM・DB・ES・AU　⇒　平成29年度春期情報処理技術者試験（平成29年4月16日（日）実施予定）
• 次回試験への振替を希望しない方は、所定の手続きにより、受験手数料の返還を受けることができる（振込手数料はIPAが負担）。

　手続きの詳細については、後日、IPAから書面が郵送される（発送日時はホームページで後日案内）。加えて、IPAのホームページでも公表する。