No Companyは、2026年卒の大学4年生・2027年卒予定の大学3年生を対象に、就職活動における「AI活用」をテーマとした最新の意識調査を実施。その結果を発表した。就活でのAI活用が、エントリーシート作成などの「作業を楽にする使い方」から、「自分に合う仕事やキャリアを考える使い方」へと変わってきている中、AIネイティブ世代の変化から見えてくる、就活の新しい動きを明らかにした。
同社が伝えている調査結果のうち、主なものは以下のとおり。
履歴書、エントリーシート作成を抑え「自己分析」での活用が1位に
AI活用の場面で最も多かったのは「自己分析(過去の経験の棚卸し、強みの言語化)」。次いで「エントリーシート・履歴書の作成」、「キャリア相談(自分に合う業界や職種の壁打ち)」という結果だった。ここから、AIの使い方が「作業の効率化」から「自分を理解するための活用」へと変わってきていることが見えてくる。
これまでの就活におけるAI活用は、エントリーシートの作成や誤字脱字チェックなど、いわば“作業を楽にするためのツール”としての使われ方が中心。一方で現在は、「自己分析」での活用が最も多く、AIを使って自分の経験を整理したり、強みを言葉にしたりする学生が増えている。
この背景には、企業選びの軸の変化がある。企業の知名度や条件といった“スペック”で選ぶのではなく、「自分に合っているか」「どんな環境で力を発揮できるか」といった“自己理解”をベースに意思決定する動きを示唆している。自己分析は単なる準備ではなく、納得感のある選択やミスマッチの防止につながる重要なプロセスになっていると考えられる。
AIが提案した未知の業界に2割以上の学生が関心を示す
約7割の学生が「AIを活用して自分に合う会社の情報を探している(または探せると考えている)」と回答。従来のナビサイトにおける条件検索に加え、AIとの対話を通じて自分に合った企業の提案を受けるなど、企業探しの手法に変化が見られる。
企業探しは「自分で探すもの」から、「自分に合う選択肢を見つけてもらうもの」へと変わりつつあるといえるだろう。
また、AIとの対話を通じて、「自分では気づかなかった強みや価値観を言語化できた」という回答が多く見られ、自己理解の深まりにつながっている様子がうかがえる。加えて、2割以上の学生が、これまで関心のなかった業界や企業に対して「自分に向いている可能性に気づけた」と回答している。
AIが1人ひとりの特性をもとに新たな選択肢を提示することで、これまでになかった新たな出会いが、デジタル上で生まれ始めているといえるだろう。
上記以外の調査結果、ならびに同社による結果の分析を確認したい場合には、プレスリリースを参照のこと。
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