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HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

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HRzine Day 2026 Winter

2026年2月5日(木)@オンライン

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HRzine Day 2026 Winter セッションレポート | #10(AD)

みんなの銀行がITエンジニア採用のミスマッチを解消 paizaと生成AI、スクラム採用がカギに

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 どの企業にとっても人手不足は深刻な課題だ。中でも難度が高いのが「ITエンジニア採用」である。限られた人材を巡り、多くの企業が熾烈な採用競争を繰り広げている。ようやく人材を確保できたとしても安心はできない。「即戦力としての活躍は見込めない」などと、現場から厳しい評価を受けてしまうケースが少なくないからだ。それでは人事への信頼も揺らいでしまう。イベント「HRzine Day 2026 Winter」で行われた本セッションでは、株式会社みんなの銀行の永峰義之氏をゲストに迎え、ITエンジニア採用で「ミスマッチ」が起きる要因とその解決策について、paiza株式会社の冨松大介氏が解説した。

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なぜITエンジニア採用は9割がミスマッチになるのか

 本セッションで進行役を務めたのは、paiza 執行役員の冨松大介氏である。paizaはITエンジニア向けサービスとして、学習・就活・転職を支援する総合型プラットフォーム「paiza」を運営している。登録会員数は2026年1月時点で94万人と、多くの支持を集めていることが分かる。

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冨松 大介氏

冨松 大介(とみまつ だいすけ)氏

paiza株式会社 執行役員 学習キャリア事業企画部長 兼 経営企画部長

2007年に富士通のグループ会社へ入社、官公庁向けシステムの設計・開発・運用支援に従事。2010年に同社を退職後、中堅会計事務所、教育系ベンチャーを経て、2016年にアイペット損害保険株式会社に人事として入社、人材開発分野から、採用・制度設計・総務へと業務の幅を広げる。また、その間、同社の持株会社化、グループ会社のPMI等を人事総務の責任者として担当。2021年4月に同社執行役員およびアイペットホールディングス株式会社経営企画管理部長に就任。2022年にHRTech大手であるビズリーチへ転職。2023年に当社へ参画。CFOとして、同社のコーポレート部門を統括。2026年3月現職に就任。新卒採用支援、学習支援領域部門を統括。京都大学工学部卒。

 一方、ゲストとして登壇したのは、みんなの銀行 エントリーサクセス部で人事領域を統括する永峰義之氏。みんなの銀行は国内初のデジタルバンクであり、店舗を持たず、スマートフォンアプリで金融サービスを提供している。社員の7割が中途採用で構成されており、その多くをITエンジニアが占めている。

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永峰 義之氏

永峰 義之(ながみね よしゆき)氏

株式会社みんなの銀行 エンプロイーサクセス部 エンプロイーエクスペリエンスグループ グループ長

2006年、某銀行に新卒入社。法人営業、採用・人財育成、経営計画策定等に従事。その他、スタートアップ投資やLP出資にも携わり、金融と事業領域を幅広く経験。2020年に2人目の人事としてみんなの銀行プロジェクトに参画。現在は、採用、組織開発、人財育成、人事評価運用、人財ポートフォリオ戦略を統括。これまでの経験を活かし、未来を見据えた人財戦略の推進と、堅固な組織基盤の確立に注力。社員一人ひとりが最大限に活躍できる環境をつくるべく、日々邁進中。

 セッションの冒頭では、「採用のミスマッチ」がテーマに掲げられた。永峰氏は「永遠のテーマというか、採用に関わる多くの方が直面する課題だと思います」と語り、強い関心を示した。

 冨松氏は現場との認識を共有するため、新卒採用・中途採用における「採用ミスマッチ」実態調査の結果を紹介した。この調査は、paizaのサービスを利用する企業を対象に実施され、61社から有効回答を得ている。その結果、7割以上の企業が採用ミスマッチを経験しており、とりわけ中途採用での発生が半数以上を占めた。中でもIT・技術系職種の採用にミスマッチを感じている企業は約9割に達している。

 「ミスマッチの主な要因は、人物像の不明確さと応募者との相互理解不足です。現時点で特効薬はありませんが、生成AIを活用した採用活動が広がることで、人事評価の公平化や工数削減につながるのではないかと期待しています」(冨松氏)

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 冨松氏は、調査から見えたポイントを3点に整理する。

 第1に、「100人の壁」とミスマッチの相関である。従業員数100名以上の企業ではミスマッチ発生率が80%以上と高い数値を示した。即戦力を求めるあまり、企業と応募者との間で業務内容のすり合わせが不十分になっている可能性がうかがえる。

 第2に、IT人材採用における構造的課題だ。IT・技術系職種のミスマッチ発生率は約91%。人事担当者の業務理解が追いつかず、明確な基準を策定できないまま採用活動が進められている実態がある。

 第3に、定義不足が根本要因である点だ。人物像の不明確さや応募者との相互理解不足は、将来を見据えて業務拡大を担うペルソナが明文化されていないことに起因している。

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 さらに、各社がミスマッチ防止のために実施している施策にも着目した。上位には、カジュアル面談やオファー面談の実施、活躍できる人材(ペルソナ)の定義、リファラル採用の活用などが挙がった。

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 調査結果について永峰氏は次のように述べた。

 「率直に、結果どおりだという印象です。ただ、『ミスマッチが起きていない』と回答した企業が27%もあったのは驚きでしたが。当社もまだ若い会社ですが、数年前まではミスマッチが多く、その解消に向けて取り組みを進めてきました」(永峰氏)

 また、今回の実態調査ではミスマッチ対策として、生成AIを導入しているかも聞いている。結果を見ると、導入企業は1割に満たないことが判明した。導入した場合に期待する効果としては「スキルや履歴書評価の客観化」が最も多く、次いで「書類選考精度の向上」など、書類選考の効率化を期待する声が多かった。

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生成AIの活用と候補者体験の向上を推進

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この記事の著者

北浦 汐見(キタウラ シオミ)

都内のスタジオに勤務後独立。ポートレート、取材、料理撮影等、都内を中心に活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

袖山 俊夫(ソデヤマ トシオ)

上智大学法学部卒。上場企業に入社し、宣伝部に在籍。その後メディア・コーディネーターとして独立。以来、多くのフリーランススタッフと案件ごとにユニットを編成し、大手新聞社グループ各社が発行する媒体のコンテンツ制作をハンドリングする。現在は、執筆業に専念。経営やHR分野を中心に、企業経営者や人事責任者、大学教授などのイン...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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