100周年イベントの「ワールドカフェ」、全社横断で1000名が参加
——三井住友トラストグループの100周年イベント「ワールドカフェ」について、開催の目的や経緯を教えてください。
桐生佳歩氏(以下、桐生) 三井住友トラストグループは周年事業にあたって「知る」「感謝」「挑戦」というテーマを掲げています。特に「挑戦」には、社員1人ひとりが挑戦し、お互いを称え合うような企業文化をつくっていきたいという想いを込めました。
そこで、社員の挑戦を応援する施策として、2025年6月に各拠点やグループ会社約1000名の従業員が集う交流イベント「ワールドカフェ」を開催しました。
このワールドカフェは、拠点やグループ会社を横断して社員1000名が交流するイベントになりました。当社は、各拠点・企業内のつながりはあっても、「グループ」全体としてのブランドはまだまだ強化できると考えています。そこで、全国から社員が一堂に会して意見交換する場として、ワールドカフェを実施しました。
各拠点から必ず1名以上参加するようにお願いして、世代や職位を問わず、さまざまなバックグラウンドを持つ社員に参加いただきました。
——イベントでは具体的にどのような内容が実施されましたか?
桐生 ワールドカフェというのは、ワークショップの手法の1つです。テーブルを移動してメンバーを変えながら、カフェのようなリラックスした雰囲気でいろいろな人と対話していきます。
今回は1000名ほどが参加したので、1チーム5~6人が200卓ほどのテーブルに分かれて行いました。対話のテーマはすべて社員の挑戦に関わるもので、「参加者が考えている挑戦アイデアと悩み」「挑戦アイデアを推進していくためのポイント」「仲間と一緒に挑戦活動を有意義にするためにできること」の3つ。これらについて、自由に対話をしてもらいました。
当日はワールドカフェで「挑戦」について対話した後、社員から「コラボレーションアイデア」(他の社員と協力して挑戦したいこと)を募集し、アプリで上位30個のアイデアを掲出しました。その後、懇親会で投票ボックスを設置し、参加者は一緒に挑戦したいと思ったアイデアに“リアル”で投票しました。
この懇親会でのリアル投票に、ギフティさんのオリジナルギフトを活用しました。乾杯用のドリンクにオリジナルの首掛けを付け、その首掛けを投票用紙として投票ボックスに入れてもらう形式にしたのです。
投票で人気を集めたのは、「社外交流イベントをやりたい」「趣味発見サークルをつくりたい」といったアイデア。投票結果は、イベント終了後に社内ツールを通して公開しました。
——「投票用紙を首にかけたドリンク」は、ギフティのSTUDIO GIFTEEが手掛けられたと伺いました。STUDIO GIFTEEについて教えてください。
池田亜矢子氏(以下、池田) STUDIO GIFTEEはギフトプランニングの専門チームです。Corporate Gift(企業が従業員や顧客・取引先などへ贈るギフト)領域を中心に、「贈って終わり」ではないコミュニケーションと豊かなギフト体験をつくるご支援をしています。
STUDIO GIFTEEでは、ロゴやコーポレートカラーを使用した企業のオリジナルギフト「Swag(スワッグ)」の制作も行っています。企業やサービスのこだわりを詰め込み、品質にもこだわった商品をSwagとしてお贈りしています。
今回でいえば、クラフトビールとノンアルコールのドリンクに、投票用紙として活用できる首掛けを付けたオリジナル商品をSwagとしてご提供しました。


