パトスロゴスは2026年1月23日、大企業におけるHR SaaSの利活用を支援するAI戦略を明らかにした。今回の発表は、同社が提供するHR共創プラットフォーム「PathosLogos」を基盤に、AIによる業務効率化および高度な意思決定支援を目指すものである。
近年、大企業では複数のHR SaaS間で発生する人事データの分散や、入力の二重化、煩雑なマスタ管理が課題となっていた。PathosLogosはこれら課題への対策としてデータの一元化・標準化を進め、入力・管理プロセスの効率化を実現してきた。しかし、データ基盤が整備されても、最終的な判断や複数システムを横断した情報探索など、重要な業務は依然として人が担っている状況にあった。そこで同社はAI技術を活用し、人事の「思考」を伴走する方針を示した。
同社が今後のAI戦略として提示した、3つの方向性は次のとおり。
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- 問い合わせ対応の高度化:人事の「思考」を伴走するAI回答(対象:人事部門・従業員)
- 単なるFAQの自動応答ではなく、複数のHR SaaSを跨ぐ複雑な照会に対応する。たとえば「育休取得による手取り額の変化」のように、給与・勤怠・税務のデータが標準化されて初めて可能になる高精度なシミュレーションを提供し、人事担当者の回答業務を劇的に削減し、従業員に即時の安心を届ける。
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- 迷わないシステム利用:AIが最適なHR SaaSを導き、手続きをエスコート(対象:人事部門・従業員)
- AIが利用者の指示に基づいて各HR SaaSと自律的に連携し、それぞれの専門機能を活かしながら、複数のシステムを横断して業務を代行すう。AIが各業務に最適なHR SaaSを導き、システム間で協力し合うことで、利用者はシステムごとの違いを意識することなく、各製品の高度な専門性を享受しながら、最短距離で精度の高い業務完結が可能になる。
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- 戦略の自律化:組織課題を解明し、未来を提言するAIエージェント(対象:経営層・人事部門)
- 標準化されたデータ基盤とAIの高度な連携は、人事におけるデータ活用のあり方を「受動」から「能動」へと根本から変革する。人事が自らデータを検索し分析する従来の工程を、AIがデータ間の相関を捉え、必要なインサイトを適切なタイミングで提示する体験へと進化させる。これにより、人事は定型的な集計作業から解放され、AIが示す客観的な根拠に基づいた「組織の未来をデザインする意思決定」に専念できる環境が実現する。
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