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資格Zineニュース

Pythonエンジニア認定試験を2017年春より開始・運営する「Pythonエンジニア育成推進協会」の発起人会が発足

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Pythonエンジニア認定試験ならびにPythonの需要動向も知りたい方へ(2017年4月24日)

 Python 3 エンジニア認定基礎試験(ベータ試験)を受験し合格したPythonコース講師が試験の感触や、Pythonコースの需要などを語ってくださった記事「Pythonはインフラエンジニアにも人気! Pythonエンジニア認定試験は素直でバランスのとれた良問ぞろい」を公開しました。併せてご覧ください。

更新情報(2016年8月26日)

 「Python 3 エンジニア認定基礎試験」の主教材が、オライリー・ジャパン刊『Pythonチュートリアル 第3版』(※基礎文法部分から出題)に変更されたことが6月8日に発表されております。ベータ試験(一般向けには11月に実施予定)の開始時より確定されます。

 Pythonは、RubyやPHPなどと同じく「スクリプト言語」と呼ばれる、扱いが手軽なプログラミング言語の1つ。「これまでは日本生まれのRubyに押され、日本国内では普及が進んでこなかった」というPythonだが、米国を中心にビッグデータ分析や機械学習といったデータ活用の領域で広く使用されていることから、日本国内でも一気に注目が高まっている。国内の求人件数も2年間で倍増しており、近い将来、人材不足になる可能性が高いという。

 こうした現状を背景に、Pythonエンジニア育成推進協会の設立準備を行う発起人会が発足。次の目的を掲げて7月に正式に協会を設立する。

  • Pythonをこれから始める人などを対象に、学習の目安を提供し習熟度チェックを行う
  • プログラミングフィロソフィー「Pythonic」[1]の普及推進を行う
  • Python関連の一団体として試験関連の情報発信を行い、Pythonの普及を推進する
Pythonエンジニア育成推進協会のロゴ
Pythonエンジニア育成推進協会のロゴ。EDは「Engineer Development」の略

 発起人会の代表者で、Pythonエンジニア育成推進協会 代表候補を務める、吉政創成 代表取締役 吉政忠志氏は発表の中で、Pythonは「IT企業やIT活用を拡大したい企業での採用が活発化する」と述べ、求人検索サイト「スタンバイ」が調査したプログラミング言語別の平均年収ランキングでPythonが第1位になったことも紹介した。

 発起人会には吉政氏のほか、試験問題監修およびコミュニティ支援担当候補としてCMSコミュニケーションズ 代表取締役、PyCon JP代表理事の寺田 学氏と、監事候補としてビープラウド 代表取締役社長の佐藤治夫氏が参画している[2]

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 発起人会メンバー
(前列)左:Pythonエンジニア育成推進協会 試験問題監修およびコミュニティ支援担当候補 寺田 学氏、中央:同 代表候補 吉政忠志氏、同 監事候補 佐藤治夫氏、(後列)左:NECマネジメントパートナー(試験問題作成担当)山崎明子氏、右:日本電気(プラチナ試験スポンサー)菅野亨太氏

 同協会はスキル認定試験の実施やセミナー開催などを通して、Pythonエンジニアの育成を推進していく。認定試験は今夏~今冬に無料ベータ試験を4回ほど実施した後[3]、2017年春より本試験を開始する予定。

 試験は次の2つ。ともに学習の主教材としてオライリー・ジャパンの書籍を使用する。出題範囲などの詳細は、ベータ試験開始時に発表される。

試験名 Python 3 エンジニア認定基礎試験
試験内容 文法基礎を問う試験
受験料金 1万円(税別)、学割5000円(税別)
解答時間 1時間以内
問題数 40問
合格ライン 正答率70%
主教材 オライリー・ジャパン刊『Pythonチュートリアル 第3版』 ※基礎文法部分から出題
※6月8日に上記書籍への変更が発表されました。ベータ試験開始時より確定されます。
オライリー・ジャパン刊『入門Python3』 ※基礎文法部分から出題
試験名 Python 3 エンジニア認定データ解析試験
試験内容 Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験
受験料金 1万円(税別)、学割5000円(税別)
解答時間 1時間以内
問題数 40問
合格ライン 正答率70%
主教材 オライリー・ジャパン刊『Pythonによるデータ分析入門――NumPy、pandasを使ったデータ処理

 受験会場は、全国のオデッセイ コミュニケーションズCBTテストセンター。試験問題は、NECマネジメントパートナー社が作成し、Pythonエンジニア育成推進協会関係者が監修を行う。

 なお、設立時スポンサーとして下記の企業が参画している。

プラチナ試験スポンサー
日本電気株式会社
ゴールド試験スポンサー
NECマネジメントパートナー株式会社
設立時特別協賛会社
株式会社オライリー・ジャパン、日本電気株式会社
設立時協賛会社(五十音順)
NECマネジメントパートナー株式会社、株式会社オデッセイ コミュニケーションズ、鈴与シンワート株式会社、株式会社パドラック、プライム・ストラテジー株式会社、フロイデ株式会社

[1]: Pythonicは、Pythonエンジニアの間で共有されている「プログラミングに対する考え方」を指すことば。Pythonの素晴らしさを最大限に引き出せるエンジニアを多く輩出できるように、Pythonエンジニア育成推進協会では、Pythonicの理解促進を目標の1つに掲げている。

[2]: PyConは、Pythonエンジニアが一堂に会するイベント。ビープラウドは2008年よりPythonを主に使用する開発会社で、IT勉強会支援サイト「connpass」の企画開発運営も行っている。

[3]: ベータ試験の合格者も本認定される。開催地は東京のみの予定だが、会場を無料提供する協賛会社があれば、1回10名までを条件に地方現地開催する(先着5社まで)。

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