SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2024 Winter

2024年2月1日(木)12:00~17:40

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

その他のスペック一覧

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

採用管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

採用管理システム
主要製品スペック一覧 2023

正解なんて1秒でひらめく! 応用情報技術者スピードアンサー | 第2回

【応用情報】みんなが悩むはまりどころ「基礎理論」のスピードアンサー(2) ~ 情報や通信に関する理論


  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

BNF式

出題分類:基礎理論 > 情報に関する理論

7問目

[出題:平成24年春/AP午前問3]

スピードアンサー

DNAはコドンの1つ以上の連続、コドンは塩基の3つの連続、塩基は1文字のため、文字数は3の倍数

だから

正解は「

理解を深める

BNF(バッカス・ナウア)記法とは、形式言語と呼ばれるものの1つで、プログラム言語やネットワークで使用される規則などを規定する記述法です。BNFは「<概念>::=」の形式で定義されます。また、「|」で「または」を表現します。

問題の式から、DNAは<コドン>単体、または<コドン>が複数つながったものと解釈できます。次に、コドンは<塩基>が3つつながったものと解釈できます。さらに、塩基はA、T、G、Cのいずれかの1文字です。つまり、<コドン>は3の倍数個のアルファベット(A、T、G、C)で構成されていることが分かります。

コドンが3文字のアルファベットということは、DNAとして示される文字列は3の倍数個の文字で形成されなければなりません。この条件を満たすものは、選択肢ウしかありません。

参考 BNFの例
記述する内容 BNFによる記述
数値は0か1である <数値>::=0|1
4ケタの数値をIDとする <ID>::=<数値><数値><数値><数値>
数列は1回以上の数値の繰り返し <数列>::=<数値>|<数列><数値>

逆ポーランド表記法

出題分類:基礎理論 > 情報に関する理論

8問目

[出題:平成24年秋/AP午前問4]

スピードアンサー

後置は、左から演算子を探す、見つけたら、直前の2項で演算する

だから

正解は「

これで解ける

逆ポーランド表記法は、主にコンピュータで計算させる数式を記述する方法です。後置表記法ともいわれます。一方、人がふだん数式に利用しているのは、演算子を数値の間に入れる中置記法です。

逆ポーランドで表現するための基本は、a+b を ab+ で表すことにあります。また、1回変換した部分は、変換後の1つの項とみなすことに注意して、式を組み立てていきます。その際には、通常の計算式と同じ優先順位で計算していきます。

この問題では式の左から演算子があるところまで見ていき、直前の演算対象の項を2つさかのぼって取り出すことで答えが導けます。

  • 選択肢ア 最初に演算子があるため、逆ポーランド表記法に該当しない。誤り。
  • 選択肢イ +が見つかり、AB+、すなわちA+Bが最初に計算する項になる。
  • 選択肢ウ -が見つかり、AB-、すなわちA-Bが最初に計算する項になる。誤り。
  • 選択肢エ ×が見つかり、BC×、すなわちB×Cが最初に計算する項になる。誤り。

よって、正解は「イ」です。

参考 中置記法から逆ポーランドへ変換する流れ

中置記法を逆ポーランド表記法にするには、通常の式の優先度順に式を見ていき、A+B を [AB+] などと括弧を書いて、1つの項としながら見ていくとわかりやすいです。

E=(A+B)×(C-D) → E=[AB+]×[CD-]
E=[AB+]×[CD-] → E=[[AB+] [CD-]×]
E=[[AB+] [CD-]×] → [E [[AB+] [CD-]×]=]

最後に、括弧をすべて削除して並べます。

[E[[AB+] [CD-]×]=] → EAB+CD-×=

おわりに

今回取り上げた問題のキーワードは、以下のとおりです。

  • 有限オートマトン
  • ハミング符号
  • パリティビット
  • CRC
  • ハフマン符号化
  • サンプリング量の計算
  • バッカス・ナウア記法
  • 逆ポーランド記法

暗記系の問題というよりも、パズル系、計算系の問題でした。これらの問題は形を変えて、値を変えて何回も出題されている重要な問題です。このスピードアンサーを読んだ後、必ず過去問に取り組んでください。似たような問題が多く出題されていることがわかるかと思います。

過去問演習を繰り返すことで、知識を定着させましょう。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
正解なんて1秒でひらめく! 応用情報技術者スピードアンサー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

おおかわ@日電(オオカワ アット ニチデン)

会計システムの開発にがっつりはまった後、日本電子専門学校にて情報処理系の資格対策指導を行っている。また、資格対策以外にもJava、PHPなどの開発言語の授業、設計関係の授業など幅広く担当している。最近はAndroidの授業に色々な意味ではまり中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/23 2015/12/13 17:33

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2024年2月1日(木)12:00~17:40

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング