企業向け健康管理システム「Carely(ケアリィ)」を開発・提供するiCAREは、大手企業向けの機能拡充として、導入企業向けに従業員データのAPI公開を行った。これにより、大手企業などが保有する基幹システムとのダイレクトなデータ連携が可能になった。
従業員の健康情報を取り扱う健康管理システムには、高いセキュリティと操作性が求められる。そこで、Carelyでは大手企業のニーズに応えたセキュリティオプションを提供してきた。しかし、従来のCSVファイルによる人事情報の連携では、メールでファイルをやりとりするケースがあり、そこにセキュリティ上のリスクが存在していた。また、データフォーマットの整形に工数がかかるという課題もある。そこで同社は、企業が保有する基幹システムとCarely間のデータ連携を安全かつ素早く行うために、従業員データのAPIを公開するに至ったという。
今後、過重労働やストレスチェックなどの結果データのAPI公開も行い、他システムとのスムーズな連携を進めていく予定。