イオレは10月12日、運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform(HRアドプラットフォーム)」をリリースした。コストパフォーマンスに優れた求人広告掲載と、求職者への幅広いリーチを可能にする。
HR Ads Platformは、リアルタイムで入札額や広告素材などの変動・改善をしながら出稿する運用型広告の手法を用いている。広告主である求人企業が予算上限や掲載条件などを設定して入札を行うと、独自に開発したアルゴリズムによって、連携している複数の求人メディアの中から適切な掲載先・掲載順位・タイミングを自動で選定。各求人メディアの検索結果の仕様に合わせた表示で求人情報が掲載される。イオレのこれまで培ってきたアドテクノロジーにより実現した。
従来の求人広告が掲載されるまでのフローでは、掲載型課金が主であるため、応募数や閲覧数にかかわらず広告掲載料を支払う必要があるほか、原稿作成などの工数を経て1つの求人メディアに掲載されるため、複数の求人メディアに掲載するのであれば、その都度掲載料や原稿作成の手間が発生していた。
HR Ads Platformを活用した場合、求人企業はATS(採用管理システム)を使って広告予算の上限設定やエリア、雇用形態、職種などのターゲット属性を設定し、入札額を決定するのみで、都度原稿を作成することなく求人広告掲載ができる。また、求人企業への請求はCPA(応募課金)であるため、求人企業が支払う代金は成果に応じたものになる。
なお、イオレは同日、HR Ads Platformがキャリアインデックスの運営するアルバイト・派遣情報サイト「Lacotto(ラコット)」との連携を開始したことを発表。今後、さらに複数のメディアとの連携を予定するほか、2021年には他社ATSと連携するなど、様々な機能の実装とサービスの拡大を予定しているという。