HiTTOは、同社の社内向けAIチャットボット「hitTO(ヒット)」を、HRチャットボット「HiTTO(ヒット)」としてリニューアルしたことを発表した。
hitTOは社内利用に特化しており、大手企業に勤める30万人以上の従業員に活用されてきた。今回のリニューアルでは、これまでのプロジェクト支援実績やノウハウ、統計データをもとに、人事・労務・総務領域の情報を体系化した独自AIを実装した。
2021年7月現在、923種類の人事・労務・総務領域の回答データベースを学習済みで、回答データベースは自動で拡充され続ける。また、十数万件に及ぶ従業員からの人事・労務・総務に関する質問パターンを学習済みで、回答精度を自動で調整。FAQデータやシナリオの作成は一切不要となっている。
同サービスの特徴は次の2つ。
- 1.導入開始までの工数を大幅に削減
- HiTTOは独自AIの回答データベースから必要な回答を選択し、回答内容を登録するだけで利用開始が可能。通常のAIチャットボットの導入時に必要なテンプレートをもとにした「FAQデータの作成」や「シナリオの作成」などの準備は不要で、利用までの準備の手間や時間を削減できる。
- 2.導入後に必要な運用やメンテナンスにかかる工数を大幅に削減
- 通常のAIチャットボットは、運用している間に「回答精度が下がってくる」「シナリオの管理が煩雑になる」「メンテナンスに時間がかかりすぎる」などの問題があった。HiTTOは回答精度の向上やシナリオ/選択肢表示などの設定が自動で行われるため、運用に必要な工数を削減できる。
なお、リニューアルしたHiTTOのベータ版を、2021年3月より、大手企業の人事部門を中心とした51社114名が利用しているという。