人材サービス事業を展開するヒューマネージは、AIエンジンを活用し、企業の採用活動で応募者から提出されたエントリーシートを診断するツール「i-web AI for ES」を11月より提供開始すると発表した。
エントリーシートは、応募者に関する非常に貴重な情報であるが、読み込む側(人事担当者)の業務量が膨大になり、「読む担当者により、選考基準がバラバラになる」「マンパワーに限界があり、丁寧に読む時間がとれない」など、その活用に課題を抱える企業も多い。また、前年の内定者のエントリーシートをインターネットで入手し、それをほぼ丸写しする応募者がいるなど、公平・公正性の担保に懸念の声も挙がっていた。
今回、提供を開始するi-web AI for ESは、AIエンジンを活用し、エントリーシートの内容から応募者と企業とのマッチング度を予測。企業はマッチング度を参照し、マッチング度の高い応募者は優先して次の選考に呼び込み、マッチング度の低い応募者のエントリーシートは複数人で読んで判断するなど、選考業務にメリハリをつけることが可能。加えて、他人のエントリーシートをコピー&ペーストした内容になっていないか合わせて検知し、その可能性が高い場合にはアラートを出す。
ヒューマネージは同サービスを、オンライン選考時代において、企業・応募者双方にとって公平・公正な採用活動を実現するものと位置付けている。