アックスコンサルティングは1月20日、職務記述書管理クラウドサービス「JDベース」をリリースした。
同サービスは、総合的な人材マネジメント(採用・育成・評価)を行う上で基礎となる、職務記述書(Job Desicription/ジョブディスクリプション)の作成・管理をサポートするクラウドシステム。従業員一人ひとりに与えられた役割が明確になり、クラウドで最新の情報を確認・管理することが可能なため、採用、育成、評価を効率的に実施できるとしている。
各従業員の業務範囲における責任と権限が明確化されることには、以下のような3つのメリットがあるという。
メリット1:採用
採用したい人材のスキルや業務内容が明確化されているため、採用後の認識の齟齬が起きづらく、採用担当者や採用タイミングに影響されず、採用活動の質を維持できる。また、JDベースで作成した職務記述書をベースに、採用サイトでの募集要項を作成可能。これにより、急に採用が必要になった場合でも同じ質を維持したまま、スムーズな採用活動を始められるという。
メリット2:教育
どの部門・セクションの人材が、どのような技術スキルを持っているか、どのような職務についているかを可視化できるため、各部門やセクションにおいて行うべき教育、研修の計画が立てやすくなる。
メリット3:昇格・評価
全従業員のスキルや担当している業務範囲が明確になるため、昇給や評価基準を客観的に判断できるようになる。また、1on1を行う上でのKGI・KPIや、OKR(Objectives and Key Results)などの指標策定のベースとして同サービスの情報を活用できる。
加えて、同サービスの特徴は以下の5つであると述べている。
- 全社員の職務記述書を一元管理:組織図形式で視覚的に見やすく、組織全体の直感的な管理が可能
- 職務記述書作成依頼、申請、承認が簡単:直感的に操作できるUIで、依頼から承認までの業務を効率化
- 完全クラウド:SSL暗号化で守られているクラウド上で作成・管理できるため、オフィスでも在宅でも対応可能。紙の管理の手間軽減や、資源の節約によりSDGsにも貢献できるほか、紛失のリスクも軽減
- 簡単操作:職務記述書や担当者を、簡単にコピーペーストで作成できる。同じ職務についている職員が複数いる場合は、職務グループとして一つの職務記述書を作成し、それらを複数人に適応することで、作成、申請、承認の手間を軽減
- 豊富なテンプレートと簡単カスタマイズ:厚生労働省が提供するテンプレートをベースに、職務記述書を作成、カスタマイズできる。すでに職務記述書を導入している企業であっても、テンプレートの要素を取り入れることで、必要スキルや業務範囲の標準化が可能
なお、同社は職務記述書について、より詳しく知りたい人向けに無料オンラインセミナー「メンバーシップ型でも必要なの?ジョブディスクリプション丸わかり解説セミナー」を1月25日(火)に開催する。具体的な職務記述書の活用方法や、効果効能について解説するという。
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