LPICレベル2の改定(Ver4.5)
LPIC(Linux Professional Institute Certification、呼称:エルピック)は、NPO法人/Linux技術者認定機関のLPI(エルピーアイ)が実施しているLinux技術者認定制度。試験では、Linuxのシステム管理やサーバ構築など、技術やその運用に関する知識が問われ、「レベル1」「レベル2」「レベル3」の3つのレベルが用意されている。今回改訂行われたLPICレベル2に合格すると、「Linuxの応用的なシステム構築やネットワーク構築が行うことができ、即戦力のあるエンジニア」として認定される。
LPICレベル2は、昨年12月にバージョン4.0(以下、Ver4.0)からバージョン4.5(以下、Ver4.5)に改定されることが伝えられており、それに伴って出題範囲が一部変更された。ただし、Ver4.5へ移行された後も、6か月間はVer4.0の試験も並行して実施されるため、その間、受験者はVer4.0、Ver4.5のどちらかを選んで受験できる(LPI-JapanではVer4.5での受験を推奨)。
LPI-Japanは、LPICレベル2をVer4.5に改定した背景を、エンタープライズ環境で必要な最新技術を取り入れるためとしている。今回の出題範囲改訂に関しては、こちらでも一度内容を解説しているので参照いただきたい。
なお、LPICレベル2は201試験と202試験の2試験にて構成されている。今回の改訂における各試験の出題範囲詳細については、次のWebサイトにて確認してほしい。
なお、今回の改定により、ピアソンVUEにてLPICレベル2の受験申し込みを行う際は、試験番号と試験名は次のように変わっている。
- 201 試験
- 試験番号:201-450
- 表示試験名:LPI Level 2 Exam 201, Part 1 of 2, version 4.5
- 202 試験
- 試験番号:202-450
- 表示試験名:LPI Level 2 Exam 202, Part 2 of 2, version 4.5
HTML5プロフェッショナル認定試験の改定(Ver2.0)
HTML5プロフェッショナル認定試験は、マークアップ技術を対象に、その知識と技術力を認定する試験で、LPICと同じくLPIが実施している。試験体系は、下位資格の「レベル1」と上位資格の「レベル2」が用意されている。今回の出題範囲改訂は、試験開始から約3年が経過し、HTMLを取り巻く分野の拡大や、技術の陳腐化、新技術の取り込みなどを目的としているという。
改訂版であるバージョン2.0(以下、Ver2.0)試験は2017年3月1日から配信が開始されているが、8月末までの6か月間はVer1.0の試験も並行して配信が続けられ、受験者はいずれのバージョンも選択可能。
今回の改定の詳細に関しては、すでにこちらでお伝えしている。詳細に関して次のWebサイトを参照してほしい。
なお、今回の改定により、ピアソンVUEにて、HTML5プロフェッショナル認定試験の受験申し込みを行う際は、試験番号と試験名が次のように変わっている。
- レベル1
- 試験番号:HTML5L1-200
- 表示試験名:HTML5 Professional Certification Level.1, version 2.0
- レベル2
- 試験番号:HTML5L2-200
- 表示試験名:HTML5 Professional Certification Level.2, version 2.0