NTTレゾナントは、ポータルメディア「goo」の運営をはじめ、NTTグループのIT事業を牽引するポジションにあります。筆者は2011年から、NTTレゾナントに在籍する約100名のエンジニアを対象とした育成施策の検討・実行に携わっており、そこから生まれた社内人事育成制度の1つ「エンジニアゼミ」の事務局を担当しています。本記事では、エンジニアゼミについて、施策内容や運営の裏側、成果や課題などをご紹介します。
受け身でなく自発的に学ぶ場としてゼミ形式の研修を開始
エンジニア育成施策の検討は、社内のエンジニアリソースの特性やスキルを把握することから始めました。把握に当たっては、最初に社内に存在するエンジニアを5タイプ定義し、エンジニア全員に自分がどのタイプに属するのかを、直属の上長と相談して決めてもらいました。さらに、スキルレベルを診断する仕組みを用意することで、社内に存在するエンジニアのタイプやスキルを可視化しました。
ここで、エンジニアのスキルアップをどうするか、どう育てていくか、という課題が出てきました。エンジニアとしては、プログラミングやサーバー技術などの基本スキルはもちろん必要ですが、我々のようなWeb系サービスを提供する企業では、世の中の様々な技術トレンドを素早くキャッチし、事業に適用し、サービスをスピード感をもって世に出していくといった力も求められます。
とはいえ、基本スキルを習得する研修は世の中にたくさんある一方、トレンドと呼ばれる技術を習得・経験する研修というものは、それほど存在しているわけではありません。やはりOJTが中心となります。エンジニアがこのような力をどのように身につけ、磨いていけるかを議論する中で、受け身の学習となる座学形式ではなく、主体的に自ら動いてトレンドをつかんでいくべきだろうという方向性になりました。
そのために、エンジニアが能動的に、かつ実践的な学習を行える場としてゼミ形式で学習する「エンジニアゼミ」を2013年に始めました。会社としては、ゼミが数多く立ち上がる環境を整えるにとどめ、主体性を重視しています。エンジニアが主体的に学び動いていくことを通して、エンジニア発のサービスがたくさん生まれていくことも目指しています。
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藤岡 功生(フジオカ コウセイ)
NTTレゾナント株式会社 デジタルマーケティング事業部 広告営業部門 担当課長
平成13年に法人向けSI事業のエンジニアとして、NTTレゾナント株式会社の前身である株式会社NTT-Xに配属。平成19年に広告営業へ異動し、ネット広告配信システムに携わる。以来、エンジニアリング以外にも外部アドネットワーク管理や広告進行管理、スマートフォン版商品開発など活動領域を...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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小川 貴大(オガワ タカヒロ)
NTTレゾナント株式会社 企画部 総務部門 人事・育成担当 主査
千葉支店にて6年間SEとして社内外のネットワーク構築支援に従事。その傍ら、社内のマルチメディア人材の育成業務を担当。その後、NTTレゾナント株式会社の前身である株式会社NTT-Xに異動となり15年間(途中5年間NTTラーニングシステムズ株式会社に出向)、企業向けのe-Learning導入支援や...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

