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2026年2月5日(木)@オンライン

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人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

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特別寄稿《人材育成》| AI時代を迎えた中での人材育成

日本企業が直面する人材成長の構造的な問題へ提言 富士通が取り組んだ育成のフルモデルチェンジとは

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新しい成長メカニズムの再構築~「Will+(プラス) 創出型」成長

 先に述べたように、多くの経営者は人材課題の解決策を見いだせずにいます。近年、海外の事例をもとに組織開発に取り組む企業が増えています。しかし、エンゲージメント向上や心理的安全性、ハイブリッドワークといった施策は、先に述べた「高い成果を上げようとする意欲を持ち、本質的な課題解決のために自律的に行動する人材」がそろっていないと、単にぬるい組織になってしまうリスクがあります

 また、日本と海外では雇用システムや社員の意識といった前提が大きく異なります。日本特有の事情を踏まえずに、施策を単に輸入するだけでは機能しないのは明らかです。私たちは、自分たちにフィットする、新しい成長メカニズムを構築する必要があります。

 カギとなるのは、“意図的”にWillとMustの重なりを大きくしていくことだと考えます。そこで私が提案したいのは、個人の「やりたいこと」を起点とし、「やるべきこと」を魅力的かつ意義あるものにすることで「新たな意味(もう1つのWill)」をつくり出し、成長を駆動させる「Will+(プラス)創出型」の成長メカニズムです。以下に説明します。

[画像クリックで拡大表示]
  1. 多くの社員はまだまだ「やりたいこと」が不明確
  2. 社員自身の「やりたいこと」を言語化し、その根底にあること(なぜそれをやりたいのか、それが自分にとってどのような意味を持つのか、何のために働くのか)を掘り下げる
  3. 会社や上司は、自身の事業・組織が社会にどのような価値をもたらすのかを魅力的に語り、1つ上の視点で仕事をする意義を伝え、役割を与える。単なる作業指示ではなく、その仕事(やるべきこと)の大きな目的を共有し、チャレンジを促す
  4. 社員は、「やりたいこと」と「やるべきこと」との間に共通点やつながりを見出し、これにより、目の前の仕事が自分のやりたいことを達成するための一手段として捉えられるようになり、やるべき仕事の中にもう1つの「やりたいこと(Will+)」が生まれる
  5. Will+が生まれたことで、社員はやるべき仕事(Must)に対する意欲が向上し、その意欲に牽引されてスキルや知識を主体的に学ぶようになり、Can(能力)が拡大。1つ上の視点によるチャレンジでやるべき仕事(Must)も徐々に拡大し、成功体験が生まれ自信が醸成される

 このように、“意図的”にWill・Can・Mustの重なりを大きくすることで、自身の仕事に対して「高い成果を上げようとする意欲を持ち、本質的な課題解決のために自律的に行動する人材」の創出に貢献すると考えています。

 しかしながら、現実はそう簡単ではありません。動き出した成長サイクルを循環させ、さらに高い成果に向けて挑戦を続けることを体系的にサポートしていくことがより重要です。やる気になった社員への適切な支援やアドバイスといったマネジメントスタイルの変革や、事業戦略にひも付づいた高いチャレンジの励行、年功的な報酬の廃止といった取り組みにより、社員1人ひとりがWill+を発見し、成功体験を積み重ねていく中で自信をつけ、さらに高い成果に向けて挑戦を続けられるよう、会社・組織の継続的な支援の仕組みまで構築しておくことが必要だと考えています。

次のページ
新たな成長メカニズムを意図的に機能させる富士通での実践事例

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この記事の著者

佐竹 秀彦(株式会社富士通ラーニングメディア 代表取締役社長)(サタケ ヒデヒコ)

KPMGコンサルティングやGEなどでマーケティング、コンサルティング、人事などの経験を経て富士通に入社、人事部・人材開発部の要職を務めた後に、2024年に株式会社富士通ラーニングメディア 代表取締役社長に就任。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/7586 2026/03/09 08:00

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