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特別寄稿《人材育成》| ITエンジニア

AI時代の「ITエンジニア不要説」は誤り! 非即戦力のジュニア人材の採用・育成も続けるべき理由とは

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 ChatGPTやGemini、コーディングエージェント(自然言語で書かれた指示をもとにAIが自律的にコード生成や編集、テストなどを実行するツール)の登場により、ソフトウェア開発プロセスやITエンジニアの役割に大きな変化が起き始めています。AIでプログラミングは自動化され、ITエンジニアの仕事はなくなるのではないか、ともいわれています。一方で、システム開発のニーズは日に日に増しており、ITエンジニア採用のリスティング広告では1クリック5万円といわれるほどに高騰。採用難易度も高まっています。そこで本稿では、AI時代にITエンジニアの仕事はどうなっていくのか、求められるITエンジニアはどのようなものか、また育成方法はどのようなものかについて考察します。

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ソフトウェア開発の現場で起きている劇的な変化

 私が創業したpaizaでは、ITエンジニア特化の転職・就職サービスを提供しており、現在4900社ほどにご利用いただいています。それらITエンジニアを採用している企業様で、生成AIの登場によって、採用ニーズ、採用要件、開発体制、生産性などの変化を把握するため、20社以上から直接ヒアリングを行いました。

 その結果、生成AIの登場により、ソフトウェア開発の現場で劇的な変化が起きている実態が明らかになりました。

開発効率の向上

 あるソフトウェア企業では、不具合要因の特定にかかる時間を2週間から2時間へと大幅に圧縮できた、という話も聞きました。ソフトウェアの開発工程に生成AIやコーディングエージェントを取り入れて生産性を上げる、AI駆動開発を実践している企業も非常に増えてきました。

開発手法の変化(バイブコーディング)

 バイブコーディングは、プログラミング言語の知識がない人でも、生成AIに自然言語(日本語など)で指示を出すだけで直感的にソフトウェア開発ができる手法です。私個人での例ですが、アプリ開発にバイブコーディングを活用することで従来の90〜95%の作業時間を削減できてしまいました。

企画・開発プロセスの変化

 ディー・エヌ・エー(DeNA)の一部部署のように、企画者(プロダクトマネージャーなど)が書類の代わりに「生成AIでつくった動くプロトタイプ」を提出しないと企画が通らない、という動きも出てきています[1]

 そして、このような劇的な変化が起きている中でいま取り沙汰されているのが、「ITエンジニアは今後不要になるのか」という問いでしょう。

ITエンジニアは不要になるのか?

 私は、当面はITエンジニアの仕事は不要にはならないし、プログラミングスキルも不要にならないのではないか、と考えています。それは、100名に迫る多くの経営者やCTO、エンジニアに話を聞き、採用活動を手伝い、自分自身でもバイブコーディングを行ってみて、LLM(生成AIの中核技術の1つ)の動作原理なども学んだうえでの結論です。

 次ページからは、なぜITエンジニアの仕事はなくならないと考えるのか、その理由を説明します。

次のページ
1つ目の理由:エンジニアの仕事はコーディングだけではない

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この記事の著者

片山 良平(カタヤマ リョウヘイ)

paiza株式会社 取締役会長

インターネット黎明期より100を超える企業のWebデザイン、システム開発などに携わる。その後、ITエンジニアとしてPHPとMySQLを使用したCMS、ASP型ECモールなどの自社開発を担当。2007年より、ネットイヤーグループ株式会社にて大手通信企業のデジタルマ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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