Minecraftは、3Dの仮想世界の中でブロックを組み合わせて建物を作ったり、アイテムを作り戦闘を行ったりできる世界で人気のゲーム。仮想世界の中での行動をプログラムを書いて自動化できるため、プログラミング教育の教材としても注目を集めている。
Minecraft: Education Editionは、Minecraftのプログラミング教育を利用目的とする特別版。教育者コミュニティからのフィードバックを元に開発されており、最も多くの教員からリクエストを受けたという、プロジェクトの実施や課題解決に向けた協同学習機能などが実装されている。今回リリースされたアーリーアクセスは、製品版の前段階となる内容を提供するもので、学校などの教育機関は無償でインストールして利用できる。
先月には、Minecraft: Education Edition導入の国内第1号校である東京都渋谷区立広尾中学校をマイクロソフト CEO サティア ナデラ氏が訪問し、Minecraft: Education Edition(ベータ版)によるプログラミング授業を参観したことが話題となった。
今後はアーリーアクセスに続き、Minecraft: Education Editionの製品版を発売する。発売は9月の予定。ライセンスはユーザーおよび1年あたりの利用となり、価格はボリュームライセンスにて1ドルから5ドルの間を検討しているという。日本での提供価格は追って発表される。