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こうして不利を克服した! WantedlyでのITエンジニア採用 | #5

アワード金賞受賞! 担当者が明かすエンジニア採用のためのWantedly運用――マネーフォワード 田鍋麗氏


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 お金の見える化アプリ「マネーフォワード ME」やビジネス向けクラウドサービス「マネーフォワード クラウド会計」「同 クラウド確定申告」「同 クラウド請求書」などを展開する株式会社マネーフォワード。同社は人材採用の重要なチャネルとして「Wantedly(ウォンテッドリー)」を活用している。昨年の「WANTEDLY VISIT AWARDS 2019」ではその優れた運用が評価され、グランプリに当たるGold賞を受賞した。今回は、同社でエンジニアおよびデザイナーの中途採用およびグローバル採用を担当し、Wantedlyに掲載する記事の作成や、採用候補者との連絡・交渉などを行っている人事本部 人材採用部 田鍋麗氏に、Wantedlyの具体的な活用方法などを伺った。

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中途入社の約2割がWantedly経由

――御社の人材採用において、Wantedlyはどのような位置づけですか。

田鍋麗氏(以下、田鍋):私たち人材採用部では、媒体の記事発信や、社内の事業ごとの求人の取りまとめ、またミートアップの開催など、さまざまな人材採用関連の活動を行っています。Wantedlyもその中の1つですが、利用する媒体としての比重はかなり大きいですね。実は私自身もWantedly経由でマネーフォワードに入社しました。

 Wantedlyを使うようになったのは2013年からで、すでに7年目です。Wantedlyに登録している候補者はベンチャー志向が強く、当社の人材ニーズと合致していたことが、利用を始める大きなきっかけになったようです。

田鍋 麗氏
田鍋 麗(たなべ れい)氏
株式会社マネーフォワード 人事本部 人材採用部。
アパレル、人材紹介会社、事業会社を経て、2018年マネーフォワードへ入社。人材紹介会社ではエンジニアやデザイナーのキャリアアドバイザーとリクルーターに従事。その後、事業会社側で採用にコミットしたい思いで人事にキャリアチェンジした。現在はグローバル採用・新卒採用に携わりつつ、エンジニア・デザイナー採用全般に関わる。

――現在、Wantedly経由で入社する人の割合はどれくらいですか。

田鍋:2019年度に中途入社したのは約200名で、その約2割がWantedly経由です。私が担当するエンジニア、デザイナーに絞っても、年間20名近い採用につながっています。数ある採用チャネルの中でも大きな割合を占めており、当社の採用活動におけるWantedlyの存在感は大きいです。

――御社ではどのような人物をエンジニアとして採用したいと思っていますか。

田鍋:まず「サービスづくりが楽しい人」ですね。当社ではバリュー(大切にしている行動指針)として、「User Focus」「Technology Driven」「Fairness」の3つを掲げています。

 開発分野では、この中でも特に「User Focus」を重視しています。具体的には、「本質的な課題の解決」(ユーザーが抱える課題は何で、それをどう解決するか)と、「新しい技術価値の理解」(課題解決のためにどんな技術を利用できるか)という2つの側面から、「何がユーザーのためになるのか?」を念頭に置いてサービスづくりに取り組める人が、私たちの求めるエンジニア人材です。言い換えれば、「人が喜ぶサービスづくりが好きな人」でしょうか。

 もちろん、新しい技術をいち早くサービスに応用する手腕も必要です。しかし、それにも増して、自分が開発したプロダクトでお客様が便利になったり、世の中が良くなったりしていくことを何よりうれしく思う。私たちとしては、そういうマインドを持ったエンジニアと一緒に仕事ができることを願っています。

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この記事の著者

工藤 淳(オフィスローグ)(クドウ アツシ)

出版社や制作会社勤務の後、2003年にオフィスローグとして独立。もともと文系ながら、なぜか現在はICTビジネスライター/編集者として営業中。 得意分野はエンタープライズ系ソリューションの導入事例からタイアップなど広告系、書籍まで幅広く。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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