マネーフォワードは、DX人材に特化したキャリア支援サービス「マネーフォワード キャリア」を7月10日より提供開始した。
同サービスは「人生と経営が、安心して前に進める出会いをつくる。」というミッションの下、科学的理論を用いて、求職者と企業をマッチングする。また、個人の特性や人間関係で発生する問題などを客観的に分析することで、求職者と企業間の入社時における人間関係やカルチャーのミスマッチを減らし、両者にとって満足度の高い転職の実現を目指す。
具体的には、求職者に対して「FFS理論に基づいた個性とストレス診断(FFS診断)」を無料で実施し、診断結果に基づいたキャリアプランを提案。求人企業の求職者受け入れ予定組織でもFFS診断を実施し、最適な組織編成案や求める人物像を設計する。また、高精度な分析により、求職者と求人企業のミスマッチを減らす。
紹介する人材については、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現・推進する人材に注力する。DXを実現するためのサービスやプロダクトを提供する企業に対して、エンジニアやUXデザイナー、ドメインエキスパートなどを紹介。また、DXを推進したい企業に対して、CDO(Chief Digital Officer)やビジネスデザイナー、バックオフィスといったDXを推進する人材を紹介していく。
そのほか、求職者には、転職における年収の変化に合わせて、ファイナンシャルプランナーが家計の見直しやライフプランニングを支援する。
マネーフォワードは2012年に創業。以来、お金にまつわるさまざまなサービスを提供してきたが、その中で、「やりたいことはあるけど、お金の問題がネックでチャレンジできない」「転職したら収入が減ってしまうかもしれないから不安」といった声が多く届くようになった。そこで同社は、お金の課題を解決するために仕事の課題にもアプローチしようということから、マネーフォワード キャリアを開始するに至ったという。
また、企業活動のデジタル化、DXの必要性が叫ばれて久しい中、新型コロナショックによりその潮流は勢いを急激に強め、多くの企業がDXによる変革を求められる状況となった。マネーフォワード キャリアは、これらのDX推進人材に注力することで、日本企業の変革に寄与していくと同社は述べている。