エンワールド・ジャパンは、転職活動における「オンライン面接」についての意識調査を実施した。調査実施期間は2020年7月27日~7月29日。エンワールド・ジャパンのサービス登録者2081名(外資系企業48%、日系企業52%)から回答を得た。
アンケートでは転職希望者の43%が、オンライン面接の実施有無が応募の意向に影響すると回答。年代別では、若い人ほど影響すると回答した割合が高くなった。また、企業の柔軟性やスピード感のある対応に高い関心があることも分かった。
希望する面接方法は「最終面接以外はオンライン、最終面接のみ対面」との回答が最多で35%だった。また、「最終面接まですべてオンライン」と回答した人の割合は、オンライン面接経験がある人の回答が、オンライン面接経験がない人の回答を8ポイント上回った。(オンライン面接経験あり22%、オンライン面接経験なし14%)
なお、オンライン面接を受けたことある人は64%。最終面接を受けた人のうち、47%が最終面接もオンラインで実施した。
企業がオンライン面接を行うことに賛成と回答した人は81%。オンライン面接経験ありの人の回答が、オンライン面接の経験なしの人の回答を8ポイント上回った(オンライン面接の経験あり84%、オンライン面接の経験なし76%)。
オンライン面接に賛成の理由の第1位は「面接の日程がしやすい」で83%。反対の理由の第1位は「企業を訪問しないと、社内の雰囲気や設備などが分からない」で75%だった。
また、46%が最終面接もオンラインで行うことに賛成と回答した。オンライン面接の経験がある人の回答が、オンライン面接の経験がない人の回答を11ポイント上回った(オンライン面接の経験あり50%、オンライン面接の経験なし39%)。
さらに、最終面接もオンラインで行うことに賛成の理由の第1位は「オンライン面接でも入社の意思決定は可能」で71%。反対の理由は「社長/責任者とは直接会って話したい」が69%で第1位だった。
エンワールド・ジャパン代表取締役社長ヴィジェイ・ディオール氏は、「今後しばらくの間、オンライン面接が対面面接に完全に置き換えらえるとは考えにくく、対面面接が完全になくなることはないと思われますが、オンライン面接の活用でメリットや効率性が得られることは、アフターコロナの世界においても明らかでしょう」と述べている。