マイナビが運営する、海外留学生、留学経験者、バイリンガルのための就職情報サイト「マイナビ国際派就職」は、日本の大学・専門学校に留学をしている外国人留学生を対象とした「外国人留学生就職モニター調査8月の活動状況」を初めて発表した。調査期間は2020年8月13日~8月21日で、413名から回答を得ている。
発表された活動状況は以下のとおり。
外国人留学生の8月時点の内々定率は18.2%(5月比16.0pt増)
外国人留学生の8月時点の内々定率(「内定を得た」+「入社予定先を決めて就職活動を終了した」)は、前回調査した5月の2.2%より16.0pt増加し18.2%となった。国内学生の内々定率が8月時点で77.6%であるのに比べ、まだまだ低い。
現在の就職活動状況で最も多かったのは「面接」で22.8%、次いで「説明会・セミナー参加」が18.9%。企業の情報収集を行っている学生と活動を始めていない学生が約4割と、これからエントリーを開始する外国人留学生が多いことが分かった。
8月に最も注力している就職活動内容は「面接対策」が39.1%、「業界・職種・企業研究」が20.9%
8月に「活動終了または注力していることはない」と回答した学生は7.8%だったことから、9割の学生は就職活動を継続しているという結果となった。
現在検討中の企業規模を問うと、中小企業を中心に就職活動を行っている割合が最も高く38.1%
外国人留学生に、現在検討中の企業規模を問うと「中小企業中心」(「中小企業中心」+「どちらかといえば中小企業中心」)が38.1%と最も多かった。また、「どちらともいえない」が32.0%と、企業規模の大きさにとらわれず企業選びをしている学生が一定数いることがうかがえる。