インターコムは、情報漏洩対策+IT資産管理クラウドサービス「MaLionCloud」を、Donutsのクラウド型勤怠管理システム「ジョブカン勤怠管理」と連携を開始した。なお、本連携機能はMaLionCloud最新版(Ver.6.1)より対応している。参考価格は、従業者PC20台の場合、月額2万円(税抜)~。
MaLionCloudとジョブカン勤怠管理の連携によるユーザーの最大の便益は、労働時間の正確な把握の実現にある。把握が難しかったサービス残業について、実際にPCが稼働したデータを組み合わせることで労働時間を正確に把握。また、テレワークの導入にあたり、健康確保などの観点から在宅勤務者の労働時間を適正に管理するためにも、本連携機能を有効活用できる。
今回の連携を含め、MaLionCloudが提供する労務管理支援機能の主な特長は次の3点。
- 特長1:サービス残業をはじめ、従業者の労働状況を可視化する端末稼働状況レポート
- ジョブカン勤怠管理が管理する打刻データをMaLionCloudに集約し、PC稼動データと合わせて稼働状況をグラフレポートとして出力。これにより、退勤処理後にサービス残業を行っている従業者がいないか、あるいは休憩時間帯に働いている従業者や、就業時間内であるにもかかわらず長時間にわたり働いていない従業者がいないかなどを確認できる。
- 特長2:36協定上の時間外労働時間数を踏まえた警告表示とPC強制終了
- 36協定および働き方改革関連法に対応した内容を、ジョブカン勤怠管理に設定することでアラートが適宜通知される。また、終業時刻を経過してもなお稼動している従業者PCに対し、強制終了を実行できる。
- 特長3:AIで高度なログ分析を行い、従業者の勤務時間の異常をレポート出力
- AIによるログの多次元分析を行い、積み上げグラフなどの統計図表としてレポート出力。これにより過度な時間外労働の傾向などを網羅的に把握できる。