エムスリーグループで医療人材ビジネスを展開するエムスリーキャリアは、産業医との面談を依頼できるスポット面談サービス「産業医エクスプレス」のオンライン面談機能の対象メニューに、「高ストレス者面接指導」「長時間労働者面接指導」を追加した。
これまで、情報通信機器を用いてオンラインで高ストレス者や長時間労働者の面接指導を実施する医師は、「対象労働者が所属する事業場の産業医であること」など、一定の条件を満たす必要があった。しかし、2020年11月19日に「情報通信機器を用いた面談指導の実施」について厚生労働省から通達があり、オンラインでの面接指導を実施できる医師の条件が緩和された。これにより、面接指導対象者が所属する事業場の産業医でなくても、オンラインでの面接指導が可能になった[1]。
同社ではこれに伴い、産業医によるオンライン面談機能の対象メニューに「高ストレス者面接指導」「長時間労働者面接指導」を新たに追加した。これにより、「ストレスチェックで高ストレス者面談の希望があるが、テレワーク中で面談ができない」「長時間労働者面接指導の対象者はいるが、忙しい社員のため面談を受けてくれない」「事業場に産業医がいないため、面談を実施できない」といった課題を解決する。
オンライン面談機能はWeb会議ツールを利用し、従業員と産業医の面談を実施できる。主な特徴は次のとおり。
- 「テレワーク中のため産業医と直接会うことが難しい」という従業員に対しても、出社することなく、産業医とオンラインで面談を実施できる
- オンライン面談機能を活用することで、地方事業所など遠隔地で面談が発生した場合でも、すばやく実施することが可能
- 人数にかかわらず、30分1万5000円~(税別)で利用が可能
注
[1]: 実施には労働者の心身の状況の確認や必要な指導が適切に行われるように留意する必要がある。