クラスメソッドは、ユーザー企業におけるIT内製化に関して「体制づくり」「スキル開発・定着」「ビジネス開発」の3領域について達成度を診断するとともに、強化に向けたコンサルティングを行う「内製化支援サービス」の提供を開始した。
現代のビジネス環境において、ITシステムは欠かせないものとなっている。ビジネスの競争力を高めるためには、IT業界に属する企業でなくとも自社に適したシステムを使いこなし、必要に応じて開発していく体制やスキルが必要だ。しかし、日本の多くの企業では、ITシステムの開発や運用を外注してきており、事業環境の変化への対応スピードが遅くなりがちであることが課題視されてきた。この課題に対して、社内にIT開発体制を作り、ITスキルを蓄積・強化する「内製化」の取り組みが重要とされている。
内製化支援サービスでは、クラスメソッドが2300社以上への技術支援実績をもとに、企業の組織体制やシステムの開発・運用状況などから内製化の達成度評価のガイドラインを作成。このガイドラインに基づき、企業が次に取り組むべき内製化のステップと、課題解決のための支援を提供する。
同社の内製化支援サービスでは、「体制づくり」「スキル開発・定着」「ビジネス開発」の3つの領域についてヒアリングを行い、企業の達成度を診断。診断の結果に基づき、ユーザーの想定する内製化の実現に向けたロードマップを作成する。ロードマップの推進まで一貫して同社のエンジニアが支援することで、ユーザー企業のITスキル蓄積・強化を実現する。また、トレーニングやコンサルティングによるスキル定着の支援や、メンバーの採用を含めたIT組織開発支援、事業の推進に必要なIT技術活用についての相談と検証・運用サポートを行うビジネス開発支援により、ロードマップに描いた内製化の実現に共に取り組む。