オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は、同社が提供する「奉行Edge 労務管理電子化クラウド」と、ビズリーチが提供する採用管理クラウド「HRMOS(ハーモス)採用」との連携を発表した。なお、本連携は2021年5月中を予定している。
労働力人口の減少、終身雇用・年功序列の崩壊を背景として、人材の確保と定着が企業にとっての重要な経営課題になりつつある。一方、中小・中堅企業においては、総務人事担当者の業務は膨大で多岐にわたり、採用や人材の定着に時間や人的リソースを割けないのが現実。このような背景を受けて、採用から入社までを一気通貫、さらにはその先の人事労務業務までもデジタル化できる環境を目指し、この連携に至ったという。
HRMOS採用から入社前の人材データを受け取れるようになることで、情報活用や管理までトータルでデジタル化できるようになり、人事労務の入口から出口まで、DX(デジタルトランスフォーメーション)が可能。これによって、担当者が人事労務にかける時間が大幅に削減され、企業にとって必要な人材の確保と定着に集中できる環境が整う。
母集団形成や候補者の管理・やりとりだけでなく、採用活動の分析が実現できるHRMOS採用から、内定者情報を奉行Edge 労務管理電子化クラウドに自動連携することが可能。入社手続きをすぐに開始することができるため、余裕をもって雇用契約や社会保険申請などに対応できるようになる。さらに、HRMOS採用では応募から入社までのデータを可視化して採用実績の分析が可能なため、創出された時間を活用して次回の人事戦略策定ができる。また、奉行クラウドの拡張性により、労務管理だけでなく、勤怠管理、年末調整申告など従業員業務のペーパーレス化により、従業員の間接業務の時間が削減され、採用した人材がより活躍できる労働環境を目指せる。