ポートフォリオマネジメントとは、組織の戦略と目標を達成するために、勘や経験といった属人的な手法ではなく、より体系的なアプローチで事業やプロジェクトを取捨選択する手法のことだ。この手法では、「何を行うか」ではなく、「何を行わないか」を決断する意思決定を行うことが重要だという。
このポートフォリオマネジメントのスキルを認定するのがPfMP(ポートフォリオマネジメント・プロフェッショナル)で、2014年に新資格として登場した。PMIでは、経営管理やPMO(プロジェクトマネジメント・オフィス)など、統括部門に所属する人に最適なスキルだとしている。
本セミナーで講師を務める近藤 浩氏は国内2番目のPfMP合格者で、自身の経験からPfMP資格の習得のステップを紹介する。なお、PFMP資格取得者は2016年4月末の時点において、世界で321名、日本では2名しかいない。近藤氏の説明によると、PfMP資格習得試験は、パネルレビューと複数選択試験からなり、現時点ではすべて英語で行われることから、日本人の資格習得はそれなりに時間を要するという。なお、受験料はPMI会員価格で800ドル。
このセミナーの視聴はこちらから、セミナー内で使われた資料はこちら(PDF)からダウンロードできる。PMPの次のステップとしてPfMPに興味を持った人は、参考にしてほしい。