Hajimariは、企業とフリーランス人材のマッチングサービス「ITプロパートナーズ」から派生して、マーケティング領域に特化したプロ人材マッチングサービス「マーケティングプロパートナーズ」の提供を開始した。
マーケティングプロパートナーズは、事業成長において最も重要なマーケティング領域のプロフェッショナル人材を、企業の成長戦略に合わせて紹介。現在までに、有名企業の元CMO、世界的なIT企業出身のマーケターをはじめとする人材4000名以上が登録しているという。
Hajimariでは、創業よりフリーランスと成長企業とのマッチング支援を行ってきた。支援の領域をマーケティングに広げ、マーケティングプロのサービスを開始した背景は以下のとおりだと述べている。
1)成長企業の本質的な事業課題はマーケティングが多い
ITプロパートナーズでは今までもマーケティング人材を紹介してきたが、
- マーケティング人材がいない・退職してしまった
- 集客効率が明らかに下がっている
といった顕在的な要望への対応にとどまっていた。一方で、成長企業に採用支援を行いながら本質的な事業課題と向き合っていくと、
- プロダクトは作り込んでいるが販売戦略が弱い
- 今後の事業領域の展開も見据えたマーケティング戦略の全体を描けていない
- マーケティングを代理店に任せているが、将来的な企業成長や会社内部の課題を考えた判断ができない
- 社内のマーケターの育成方法が分からない
など、ほとんどの企業が主にマーケティング領域においての課題が多いということが判明した。
2)自社内でもマーケティング部門においてフリーランスを積極活用
Hajimariでは、自社内でも多くのフリーランスに参画してもらいながら成長してきた。マーケティング部門においては、新型コロナやGoogle検索アルゴリズムのアップデートの影響から一時的に停滞していた数字を、プロフェッショナル人材の参画により回復させることができた。外部のコンサルタントではなく、ほぼ社員と同様のポジションで働いてもらうことで、正社員の育成にもつながっている。
3)ニューノーマルな時代下、マーケティング領域の重要性が増大
新型コロナウイルスの影響を受け、国民の消費行動は日々大きく変化している。この変化により、消費者と企業の直接的な接点となるマーケティング領域が企業にとってより重要なものとなった。消費者の心理・行動変化を瞬時に読み取り、適切に戦略に反映できるマーケティングのプロフェッショナル人材は、withコロナの時代において企業の大きな戦力となっている。