Clouderaが現在提供している認定試験は、大きく分けて次の2種類がある。
- Croudera認定プロフェッショナル(Cloudera Certified Professional program、以下CCP)
- Cloudera認定アソシエート(Cloudera Certified Associate、以下CCA)
CCAはエントリー資格で、Cloudera製品の基本的なスキルが身についているかが問われる。CCPはCCAの上位資格にあたり、製品スキルはもちろん、より専門的なスキルがあるかが問われる。今回新たに追加/リニューアルされる認定試験はすべてCCAになる。
新たに追加される認定試験と試験に対応したトレーニングは次のとおり。なお、試験に対応したトレーニングはすべて日本語で行われる。
CCA データアナリスト認定試験(CCA Data Analyst)
- Impala、Hive、Pigを使用した既存データセットに対するクエリや情報の抽出方法など、SQLアナリストとしてのスキルを問う
- すでに受験予約が可能で、試験開始は2017年1月1日から(当初は英語のみ)
- 【対応トレーニング】データアナリスト向けトレーニング
- 「CCA データアナリスト認定試験」に対応するトレーニング。トレーニングでは、SQL開発者が、従来のデータ分析とビジネスインテリジェンスに関するスキルを活かしながら、HadoopやSparkでImpalaやHiveといった最新のオープンソースエンジンを使って、どのようにビッグデータに応用すればよいかを学習する内容だという。また、トレーニングには、Spark on HiveやImpalaのComplex Typesが含まれるという。すでに受講可能。
CCA 管理者認定試験
- CDHのインストール、クラスタのメンテナンス、Cloudera Managerによる基本的なトラブルシューティング能力を問う
- Cloudera Managerを使ってHadoopクラスタを管理するITプロフェッショナル向けの検定試験を含む
- 試験開始は2017年早々を予定(当初は英語のみ)
- 【対応トレーニング】Cloudera管理者向けトレーニング
- 「CCA 管理者認定試験」に対応するトレーニング。トレーニングでは、Cloudera Managerを使用してHadoopの運用とメンテナンスに必要な全てを総合的に学習する内容だという。また、「Cloudera Director」を使用したクラスタ管理の概念も学べる。開講予定は、2017年早々。
また、リニューアルされる認定試験は次のとおり。
CCA Spark&Hadoop開発者認定試験(CCA Spark and Hadoop Developer)
- 試験受験者の標準開発ツール(通常はApache Spark)を使用したデータ投入や新しい値への変換、フォーマット変換などの能力を問う
- 試験開始は2017年早々を予定(当初は英語のみ)、現行の資格試験はこちらから確認できる
- 【対応トレーニング】Spark&Hadoop開発者向けトレーニング
- 「CCA Spark&Hadoop開発者認定試験」に対応するトレーニング。開発者が、Apache FlumeとApache Kafkaを用いてリレーショナルシステムからデータをインポートする方法や、Sparkアプリケーションの作成と実行、Spark Streamingを使用した入力データのリアルタイム分析方法などを学習する内容だという。また、さまざまなCDHプラットフォームコンポーネントの概要と、そのSparkやHadoopとの連携方法についても学べる。すでに開講中。
そのほか、認定試験と直接の関連はないが、次のトレーニングも新規スタートする。どちらもオンライン学習のサブスクリプションサービス「Cloudera University OnDemand Library」にて提供され、使用言語は英語のみ。
- 【新規トレーニング】Apache Kudu入門トレーニングコース
- Kuduの基礎やユースケース、プラットフォームの特長、アーキテクチャの基本的な概念、Impalaを使ったKuduアプリケーションの開発などの概要が学べるコース。開講予定は2017年早々。
- 【新規トレーニング】機械学習入門トレーニングコース
- 協調フィルタリング、クラスタリング、クラシフィケーション、アルゴリズムおよびデータボリュームなど、機械学習の概要が学べるコース。すでに開講中。