人事資格認定機構は、同社が運営するHRAIオンラインサロンの活動開始に伴い、4つのテーマに関して、10月1日より研究会を発足した。
HRAIオンラインサロンでは、SHRMエッセンシャルズの受講者を会員として活動を始め、日本から世界につながるグローバルな人事ネットワークを構築している。
今回発足した研究会は以下のとおり。
- 人的資本経営研究会:人的資本情報開示への対応が待ったなしで進んでいる一方、企業価値向上につながる実践面での進展はまだ手探りの状況。同研究会では、人的資本情報開示の為だけではない、組織の資本としての人財マネジメントを司る人事プロフェッショナルのなすべき事を検討する
- キャリア開発研究会:SHRMエッセンシャルズの講義の中で、キャリア開発は、組織内の人材に向けてのみならず、自らのキャリアも発展させていくもの、と定義されている。組織開発に関わる人のみならず、人事として他者と自らのキャリア開発を考え検討していく
- ジョブ型研究会:岸田内閣では、職務を明確にして専門性や能力を重視する「ジョブ型」雇用の普及に向け、仕事内容で賃金が決まる「職務給」の採用を促すとしている。正しい「ジョブ型」の定義と実践を学び、現場での問題点、課題なども検討しながら、ベストプラクティスのシェアなども実施する
- SHRM CP,SCP勉強会:SHARM-CP、SHARM-SCPの合格に向け、学習する。教材は、SHRM BASKの英語原文全編とし、勉強会参加メンバーで日本語訳しながら、月1回の勉強会で解釈について深掘りし知識を定着させる
研究会では、会員よりチームリーダーが選出され、会員主導で研究会の運営を実施。研究会ごとに定期的にオンラインサロンにて会合を行い、選定された参考文献を元に、知識の正しい解釈、ベストプラクティス、意見交換などを行う。SHRMエッセンシャルズ受講者でHRAIオンラインサロン登録者であれば、どの研究会(複数可)へも所属できる。
なお、4つの研究会は、2023年11月8日~10日の日程で都内にて開催される「グローバル人事コンフェレンス2023 in 東京~人事で日本と世界を繋ぐ~」にて活動発表を行う。SHRMのCEOであるジョニー・テイラー氏の来日・参加も決定しているという。
また、2023年1月からは、HRAIオンラインサロンを一般にも公開し、活動を広げる予定。SHRMエッセンシャルズ受講者以外で、同オンラインサロンの会員参加に興味のある人は、HRAI事務局に問い合わせする。
【関連記事】
・13の企業・団体とともに実践型研究会「ミドル人材IXラボ」を発足、セルムと共同で―Funleash
・人的資本経営や組織開発の情報を発信する「人材育成ラボ(H+)」を発足、6月にウェビナーを開催―Schoo
・パーソルとエクサウィザーズ、「HRにおけるパーソナルデータ・テクノロジーの利活用研究会」発足