itSMF(The IT Service Management Forum)は、情報システムの運用管理基準「ITIL(IT Infrastructure Library)」の普及促進を目的してイギリスにて設立された会員制ユーザー・フォーラム。itSMF Japanは、アジアで最初のitSMFとして2003年5月に設立され、活動を開始している。
6月29日に行われる「第62回セミナ」では、この春日本語化されたITILを補完するガイドの1つ『ITILプラクティショナガイダンス』(日本語版)にフォーカスし、その資格についての説明を行うとともに、社内におけるITILプロセス活用の高度化や適用範囲拡大の中で、ITILプラクティショナガイドをどう捉えるか、またどうやって活用するかについて、英国における調査報告を交えて紹介する。
ITILプラクティショナ資格は、ITILを参照するITサービスマネジメントの導入や改善を行える基本的なスキルを有していることを認定する資格。プラクティショナ(Practitioner)とは「実務者」を意味し、この資格の所持者は所属する組織などでITILを適用するスキルセットを的確に把握していることになる。
なお、ITILプラクティショナ資格受験の前提条件にはITILファンデーション(V3)資格を保有している必要があるが、ITILプラクティショナ資格の取得が上位資格ITILインターミディエート取得の前提条件とはならない。また、ITILプラクティショナ資格を取得すると、ITILの上位資格ITILエキスパートの認定要件となる22クレジットのうちの3クレジットの取得が可能だ。
ITILプラクティショナの出題分野や問題数に関しては、こちらのシラバス(PDF)を参照してほしい。
セミナーの開催概要は次のとおり。
日時 | 2017年6月29日(木)13:20〜16:45(13:00受付開始) |
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場所 | ソラシティカンファレンスセンター 1階 Room C(東京・お茶の水) |
定員 | 150名 |
参加費 | 無料(itSMF Japan会員)、3000円(一般) |
申し込み | こちら(一般)から、itSMF Japan会員は会員専用ページから |
なお、セミナー当日に資料配布は行われない。事前にメールで送られてくるリンク先から、講演資料をダウンロード・印刷して持参するよう呼びかけている。