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HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

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HRzine Day 2024 Winter

2024年2月1日(木)12:00~17:40

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

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タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
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採用管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

採用管理システム
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【富士通ラーニングメディア】のすごいIT研修 体験記 | 第2回(AD)

自宅でもカフェでも研修用の環境で実習できる「クラウドラボ」、ただのLPIC合格で終わらせない!

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 技術の習得はまず座学や参考書で学習し、後に実習で理解を深めるのが効果的だ。実際に手を動かすと、スキルが定着し後々の実践でも有利となる。しかし個人で用意できる環境は限られている。富士通ラーニングメディアでは対策講座や参考書に加えて「クラウドラボ」という仮想の実機演習環境を提供している。今回はクラウドラボのLinux技術者認定試験(LPIC)コースを、資格Zine編集の市古が体験した。

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自宅から研修用の環境で操作・実行ができ、目と手で覚えられる!

 eラーニングというと問題演習と解説がセットとなったコンテンツというイメージがあるが、富士通ラーニングメディアの「クラウドラボ」シリーズは実習環境を提供するeラーニングコースとなる。実習環境の構築が不要で、契約期間中はいくらでも利用できる。利用方法はおおまかにいうと、個人のパソコンからクラウド上の実習環境にアクセスし、与えられた課題に挑戦していくという流れとなる。研修センターなどに通う必要がなく、自宅で実習できるので、忙しい人にはうってつけのコースだろう。

 2016年3月現在、クラウドラボで提供しているコースは次表のとおり。Javaアプリケーションのコースなら基本文法やAPIの確認、プログラムの実装、コードのデバッグなど豊富なプログラム実習を経験することができる。

コース
コード
コース名 価格
(税別)
学習可能
期間
UCL02B 【クラウドラボ】Javaアプリケーション編 80,000円 8週間
UCL01B 【クラウドラボ】LPIC Level1編 50,000円 4週間
UCL01D 【クラウドラボ】vSphere[V6.0]編(LabConnect) 68,000円 30日
UCL02D 【クラウドラボ】vSphere[V5.5]編(LabConnect) 68,000円 30日
UCL03D 【クラウドラボ】Horizon[V6.0]編(LabConnect) 68,000円 30日
UCL04D 【クラウドラボ】Horizon View[V5.2]編(LabConnect) 68,000円 30日

 今回、市古編集長が体験したのは、LPIC Level1の実習環境「【クラウドラボ】LPIC Level1編 (UCL01B)」。Linux(CentOS)の環境を体験できるeラーニングコース。体験の案内役として、富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業部 第二ラーニングサービス部 野口耕佑氏についていただいた。野口氏は同社の講師の1人で、Linux関連のトレーニングコースを担当している。

(右)富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業部 第二ラーニングサービス部 野口耕佑氏、(左)資格Zine 編集長 市古明典
(右)富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業部 第二ラーニングサービス部 野口耕佑氏、
(左)資格Zine 編集長 市古明典

 なお、「LPIC」はご存じの方が多いと思うが、日本国内ではLPI-Japanが運営している認定資格で、Linuxに関する一定以上の知識を持っていることを試験を通じて認定する。オープンソースソフトウェアの普及が広まっており、かつベンダーニュートラルで実践的という特徴からも定評がある。日本国内の累計認定者数は2016年2月時点でLPIC Level1は6万4千人、Level2は2万人、Level3は1万1千人を上回る。近年では上位の合格者も着実に増えてきている。

必要なソフトのインストールもマニュアル付きで安心

 クラウドラボコース LPIC Level1編の受講期間は4週間。申込時にコース日程を選ぶ。例えば「4月1日から4月28日」を選択すると、その期間は自由に環境を利用できる(サーバーのメンテナンス期間などは除く)。標準学習時間、つまり一般的に想定されている利用時間は12時間だ。業務と並行してゆっくり進めても十分な期間といえるだろう。

 申し込みにあたり、必要なソフトのインストールと実習環境への接続確認をすませておく必要がある。最初のハードルといえるかもしれないが、さほど心配しなくても大丈夫だ。接続のためのマニュアルがPDFで提供されている。本コースの受講者ならば難なくクリアできるはずだ。

 実習環境へはVPNでニフティクラウドにアクセスする。ソフトウェアが問題なくインストールできるか、会社からアクセスするならファイアウォールの制限にひっかからないかなど事前に確認しておこう。必要なソフトウェアはVPN接続を行う「Cisco AnyConnect Secure Mobility Client」、Javaの実行環境「Java Runtime Environment」、リモート操作ソフトの「UltraVNC Viewer」の3つだ。

もっと詳しく知りたい方はこちらへ!

クラウド上の実習環境にインターネットを介して接続することで、いつでも、どこでも実習ができる「クラウドラボ」にご興味をお持ちの方は、富士通ラーニングメディアのWebサイトをご覧ください。

課題数はたっぷり、実習環境では課題以外のコマンドも自由に実行可能

 クラウドラボ体験当日、市古編集長が向かったのは、東京・品川駅からほど近い富士通ラーニングメディアの品川ラーニングセンター。現れたうさぎ面(づら)に軽いショックを受けた様子の野口氏であったが、温かく迎えてくださった。

 受講者が申し込みを済ませると、富士通ラーニングメディアからメールで受講の手順が案内される。メールで案内される研修Webサイト「KnowledgeC@fe」にアクセスして「マイページ」を開くと、受講中の講座一覧が表示される。対象講座の「受講する」をクリックすると、実習環境へのアクセスが始まる。なお、VPN接続に必要な情報(ユーザー名やパスワードなど)もメールで案内される。

富士通ラーニングメディアからメールで届く受講手順の案内
富士通ラーニングメディアからメールで届く受講手順の案内

 実際にリモート接続ソフトでアクセスできると、次のようなLinux(CentOS)のデスクトップ画面が表示される。「まず最初に読んでください」のアイコンをクリックすると講座の案内が表示される。案内ではブラウザ(Firefox)を起動するよう指示が書かれており、ブラウザを起動すると実習課題を確認できる。

リモート接続で実習環境にアクセスするとLinux(CentOS)のデスクトップが表示される
リモート接続で実習環境にアクセスするとLinux(CentOS)のデスクトップが表示される

 本コースではLPIC Level1を対象としているため、認定取得に必要な「101試験」と「102試験」の2試験に対応した実習ができる。課題は全部で60問。一見して「意外と少ない?」ように感じられるが、ここが試験対策問題集とは異なるところだ。

 問題の下にあるのは解答の選択肢かと見間違えるが、実際には1つ1つがすべて課題。実際にコマンドを打つなどしてこなしていく。ここが実習たるところだ。

 例えば、ある設問では「/proc 配下のファイルを利用し、以下の情報を cat コマンドで表示してください」とあり、その下に5つの項目がある。1つめの項目は「搭載されているCPU」だった。同じ「cat」コマンドでも調べたい情報ごとにファイルが異なる。それらを区別することが課題であり、ひいてはLPIC受験対策になる。

 上記の設問で1つめの項目なら、コマンドラインからcat /proc/cpuinfoと入力する。繰り返すが課題に対する正答は選択肢で選ぶのではなく、自分でコマンドを入力し、システムからの戻りを自らの目で確認することとなる。そのため、問題集にある課題を解くのと比べると課題1問あたりの重みが違う。記憶にもしっかり残るだろう。

実習環境でターミナルエミュレータを開き、コマンドを入力して課題をこなしていく
実習環境でターミナルエミュレータを開き、コマンドを入力して課題をこなしていく

 ちなみに、/procディレクトリの中身を見たこともなければ、そもそもLinux管理の経験もゼロだという市古編集長は、せっかくの課題を「なるほど~」とただただ手を動かすのみであった。

 なお、課題は試験範囲に応じて用意されているものの、コマンドは自由に実行できる。この実習環境でできることは無限大ともいえる。利用可能な期間内は課題をすべてこなしたとしても、存分にコマンドを入力して試すといいだろう。ただし、IPアドレスやカーネルパラメーターなど、ネットワークやシステムの設定を変更するコマンドを実行してはいけない。実習環境への接続が切断されてしまうためだ。実習環境の特性上、いくばくかの制約がある。

 本コースでは受講者は課題に沿ってコマンドを入力しながら、Linux操作を実体験していく。問題集のように単に設問と正答をセットで暗記するのではなく、自由に手を動かしながらあれこれ試すことができるのがいいところだ。

環境の構築不要、PC1つで学習を始められるのがうれしい

 あらためてクラウドラボを見ると、実習環境に課題と解説がセットになったeラーニング教材といえる。受験予定者だけではなく、Linuxの実習を深めたいエンジニアによさそうだ。大きなメリットは環境構築の手間が省けることになる。

 技術者試験を受験するのだから、対象となる環境を構築するのも実習の一環となるだろう。ただし、技術によってはネットワーク機器や特定のソフトウェアが必要とし、個人では環境構築が難しいものもある。これは技術を習得しようとする初心者にとって最初のハードルでもある。これを払拭できるのがクラウドラボだ。

 野口氏は「クラウドラボは実習環境だけではなく課題がセットとなっているため、学習を効率的に進めることができます」と話す。

 確かに。もし自由に使える実習環境があったとしても、課題や目的がなければ初心者は何をしたらいいのか途方にくれてしまう。実習は環境と課題がそろってこそ意味がある。

 実習を重ねることが大切なのはどの技術にもいえることだが、LPICには特に必要だ。LPICの資格取得者に試験対策を聞くと、異口同音に実習の必要性が指摘されている。LPICは記憶力だけで乗り切る試験ではなく、Linux操作経験で得た知見が問われる試験だ。そのため実習を重ねることはLPIC試験対策はもちろん、その後の業務にも役立つはずだ。

 本コースは新人研修や座学などで基礎知識を学んだ後の実習にもいいだろう。知識を定着させ、理解を深めるにはやはり手を動かす時間が必要だ。クラウドラボの実習環境はLinux技術を学び理解を深めるにはいいスタート地点となりそうだ。

富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業本部 第一ラーニングサービス部 野口耕佑氏

野口耕佑(のぐち こうすけ)

株式会社富士通ラーニングメディア
ナレッジサービス事業部 第二ラーニングサービス部

2009年に富士通ラーニングメディアに入社。Linux系コースを中心に担当。その他、PostgreSQL、Webシステム基盤、Windows Server などの研修に従事。講師業を通じて習得した知識を用いて、クラウドラボなどの研修用システムの構築も行う。

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クラウド上の実習環境にインターネットを介して接続することで、いつでも、どこでも実習ができる「クラウドラボ」にご興味をお持ちの方は、富士通ラーニングメディアのWebサイトをご覧ください。

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