PaaSとは、クラウド上にセットアップされる各種ミドルウェアを利用できるサービスで、オラクルでも「Oracle Cloud Platform」としてユーザーに提供している。
今回発表されたORACLE MASTER Cloud認定資格は、Oracle Cloud Platformを活用するためのスキルを証明する世界共通の認定資格。データベース環境をクラウドで提供するPaaS製品「Oracle Database Cloud Service」に対応した資格「ORACLE MASTER Cloud Oracle Database Cloud Service」と、アプリケーション開発・実行基盤をクラウドで提供するPaaS製品「Oracle Java Cloud Service」に対応した資格「ORACLE MASTER Cloud Oracle Java Cloud Service」の2つが、5月から提供開始される。
認定対象のスキルには、クラウド上でのインスタンスの作成、オンプレミスのデータベースからクラウドへの移行、クラウド上のデータベースのバックアップ・リカバリーやセキュリティ設定、クラウド上でのアプリケーションの開発とデプロイといったクラウド特有の技術やノウハウも含まれており、資格取得者はオラクルのクラウド上で稼働するOracle DatabaseやJavaの技術についても自身のスキルを証明できる。
資格の概要は次のとおり。
■ ORACLE MASTER Cloud Oracle Database Cloud Service
資格名称 | ORACLE MASTER Cloud Oracle Database Cloud Service |
---|---|
出題形式 | 選択式、公認テストセンターでの受験 |
前提資格 | なし |
提供開始時期 | 5月26日より予約受付開始 |
詳細・申し込み | http://education.oracle.com/jp/ |
■ ORACLE MASTER Cloud Oracle Java Cloud Service
資格名称 | ORACLE MASTER Cloud Oracle Java Cloud Service |
---|---|
出題形式 | 選択式、公認テストセンターでの受験 |
前提資格 | なし |
提供開始時期 | 2016年6月予定 |
詳細・申し込み | http://education.oracle.com/jp/ |
なお、日本オラクルはORACLE MASTER Cloud認定資格に対応した学習コンテンツとして、「Oracle Cloudラーニング・サブスクリプション」を提供している。同社ではこれにより、受験者は試験の出題トピックを効率的に学習し、試験合格に必要となるクラウド活用のための知識とスキルを短期間に習得できるという。