全国スキル調査は、「ITSS(ITスキル標準)」「ETSS(組込みスキル標準)」「UISS(情報システムユーザースキル標準)」に基づいて、情報システムやソフトウェアの開発に携わる技術者、マネージャー、スタッフのスキルの実態を把握するもので、1年に1度(概ね夏季)にWeb上で実施。回答者は、自身のスキル診断を受け取ることができる。参加は無料。無記名で行える。
アンケートは「ITエンジニア向け」「組込みエンジニア向け」「ユーザー企業 情報システム部門エンジニア向け」など6つの職務別になっており、回答は自分に適合する職務を選んで行う。アンケート項目には性別や生年のほか、次のようなものがある(職務により異なる)。
- 勤務先の業種
- サービス対象の主な業種・業務分野
- 業務歴
- 企業規模
- 役職
- 現在の年収
- 転職回数
- 現在の勤務地
- 月平均実労働時間
- 将来希望職種/専門分野
設問数は100問以上あるが、個々の設問は直感的に回答できる形式になっているといい、回答に要する時間は正味30~40分程度(選択した診断ごとに異なる)。
また、上記の必須アンケートに回答すると、次表に示す診断を任意で受けられる。こちらも利用は無料。
ストレスチェック | 心の健康状態が分かる。厚生労働省の基準に加え、ストレス耐性などのメンタルヘルスのチェックができる |
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職場環境調査 | 職場の環境は、やる気や満足度に影響。職場の環境を客観的にチェックできる |
パーソナリティ診断 | 自分の特徴/タイプが分かる診断 |
行動傾向チェック | 様々なビジネスシーンにおける自分の行動特性から、人材タイプが分かる診断 |
論文チェック | 昇格論文や資格試験の論文をコンピュータで自動解析。論文を書く上で大切な論旨展開、テーマ構成、論調などについて判定結果を出力 |
なお、昨年実施された同調査の結果をまとめたものが、iSRFの全国スキル調査ホームページの「全国スキル調査 バックナンバー」を年度(実施回)を選んで閲覧できる(PDF形式)。