パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2024年7月~2025年6月の1年間に転職した人のデータをもとに、転職理由について調査を実施。その結果を発表した。
全年代を含む転職理由の総合順位は次表のとおり。なお、詳細な結果はdoda「転職理由ランキング【最新版】 みんなの本音を調査!」サイトで確認できる。
このうち1位~3位について同社は、次のように述べている。
転職理由の1位は、5年連続で「給与が低い・昇給が見込めない」。回答割合は、前回の33.6%から3.0ポイントアップして36.6%になった。2021年から2025年まで5年連続の1位で、割合はどの年も30.0%以上となっている。
2位は「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」(26.3%)で、前回の4位から2つ順位を上げた。コロナ禍を経て自分らしい働き方を重視する人が増えたことに加え、2025年4月から段階的に施行された育児・介護休業法の改正も、ワークライフバランスへの意識を高める要因になっていると考えられる。また、2024年4月に時間外労働の上限規制が適用されたことで、特に労働力不足の業界では、規制が強化される一方で業務量が減らず、現場の負担感がより強まっている可能性も考えられる。
3位は「個人の成果で評価されない」(22.8%)で、前回18位から大きく順位を上げた。全35項目の転職理由の中で最大の上昇幅となり、割合も前回の10.9%から10ポイント以上のアップという結果になった。
なお、年代別の結果は以下のとおり。
doda編集長の桜井貴史氏はこの結果について、「年代別の転職理由では、30代〜50代は全体と同じく『給与が低い・昇給が見込めない』が1位という結果だった中、20代の1位が『労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)』だったことは、2025年のランキングでの象徴的な結果。昨今の売り手市場に加えて、新卒初任給の改善トレンドの影響もあり、待遇面に納得している人が多くなったことが影響しているのではないか。このように、個々のはたらき方や価値観が多様化する中では、自分のキャリアをどう築くかを考えることがますます重要になっていくだろう」という見解を述べている。
調査概要
- 【対象者】20~59歳の男女
- 【雇用形態】正社員
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【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、doda会員登録の状況については不問) - 【実施期間】2025年8月1日~8月8日
- 【有効回答数】978件
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