ラクラスは、同社が提供する大企業向け人事クラウドサービス「Tokiwagi(常盤木)」が、Oracle Exadata Cloudをはじめとする「Oracle Cloud Infrastructure」上での稼働を開始したことを発表した。
Tokiwagi(常盤木)は、大企業向けの人事クラウドサービス。ユーザーが迷うことなく入力を完了できるナビゲーション機能や、PCからスマホまで使えるレスポンシブなインターフェイスは、楽で楽しいユーザー体験をビジネスの世界で実現するという。
Tokiwagiの特徴は、大企業が人事システムに要求するワークフロー、タイムカード、給与計算、タレントマネジメントなどのすべての機能を1つのシステムに統合したこと。給与計算の自動化にも成功した。
TokiwagiでOracle Cloud Infrastructreを採用した理由として、次の3つを挙げている。
- 処理能力、ストレージ、ネットワークがいずれも極めてハイスペックであり、ラクラスが求める柔軟なリソース調整に対応できる
- セキュリティに関しては、米国公認会計士協会の定めるSOC 1、SOC 2、SOC 3の報告書が提供されるとともに、国家機密および金融データに対応する堅牢性を担保していることから、大企業中心のラクラスのお客様の要求にも十分に応えられる
- Oracle Cloud Infrastructureを検討する段階において、Oracle Exadata Cloudを活用することでラクラスが従来用いていたオンプレミスのOracle Databaseからの移行において、安定性、性能、可用性の観点で障害がないという確信を持つことができた
ラクラスは、今後、年末調整BPOサービス「Hiiragi(柊)」ほかのサーバの移行を行い、2020年9月末にプロジェクトを完了する予定。