海外で新しいIT技術や概念が生まれても、日本でも浸透するには言語バリアにより時間がかかることが多く、日本語で学べる環境が整ったときには、その技術がすでに廃れていることもある。そのため、最新情報のインプットは、原文(英語など)で行うのも有効だとされている。富士通ラーニングメディアは、このような状況を鑑み、日本語版のSkillsoftシリーズに加えて、最新IT技術や概念を英語で学ぶSkillsoft英語コースの提供に至ったという。
コースのコンテンツはすべて英語で作られているので、IT技術や概念に対する「英語でどう表現するのだろう?」「何と読むのだろう?」「どう発音するのだろう?」といった疑問の答えを得られる。また、コンテンツには英語字幕も表示される(提供されないものもあり)ので、聞き取れない単語や分からない表現などを、字幕から学習することも可能だ。
Skillsoft英語コースで提供されるコースの標準学習時間は、2時間~34時間とさまざま。価格は1万円~2万8000円(税抜き)。コースのカテゴリは次のとおり。各コースの詳細や開催スケジュールなどは、Skillsoft英語コースのWebページから確認できる。
- Generic Languages(さまざまなプログラミング言語)
- Software Development Principles(ソフトウェア開発の原則)
- Software Testing Foundations(ソフトウェアテストの基礎)
- Go(Go言語)
- Software Requirements(ソフトウェア要求)
- VMware(仮想化ソフトVMware)
- Wireless(ワイヤレス)
- Big Data(ビッグデータ)
- Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)
- Data Science(データサイエンス)
- No SQL(No SQL)
- Data Visualization(データの可視化)
- Database Fundamentals(データベースの基礎)
- Operational Intelligence(システム運用インテリジェンス)
- DevOps(DevOps)
- Cloud Computing(クラウドコンピューティング)
- IT Business(ITビジネス)
なお、米Skillsoftが提供するコースや動画、書籍などのコンテンツは10万点以上。これらのコンテンツで学習した人数はのべ4億人を超え、160か国・29の言語から、毎月1億3000万回のアクセスがあるという。
IT技術・概念やIT資格学習と語学学習を同時に行うのはおもしろい試みだ。「これは英語でなんて言うのだろう?」と、興味がある人はぜひ試してみてほしい。