NTTテクノクロスは、テレワーク向け健康管理支援サービス「ひかりワンチームSP for テレワーク」を2020年9月から提供する予定であることを発表した。同サービスでは、テレワークにおける従業員の心身の健康管理を手軽にし、管理者や関連部署などへの情報共有を支援する。
新型コロナウイルス拡大防止策としてテレワークを導入する企業が増加した一方、慣れないテレワークから健康に不安を抱える従業員も多い。企業は勤務姿を直接確認できない従業員の管理に電話、メール、SNSを活用しているが、体調や心の変化には個人差があるため把握が難しいのが現状だ。健康不安に関する相談窓口などを設ける企業もあるが、遠隔からの情報共有では詳細な健康状態や気持ちの浮き沈みの把握は難しい。また、従業員本人からの連絡がないと気づきづらいという課題がある。
NTTテクノクロスは、2016年から在宅医療における多職種連携のための情報共有サービス「ひかりワンチームSP」を提供している。そこで蓄積した経験や知見を生かし、新たにひかりワンチームSP for テレワークを提供する。
同サービスでは、従業員がパソコンやスマートフォンから簡単に日々の体調や心の変化、業務の達成感を報告できる。表現しづらい心の変化や人間関係に関する悩みなどもチェック1つで報告可能。利用企業が独自に新しいチェック項目を追加できるため、企業が課題に感じていることへの分析にも生かせる。
また、従業員からの報告により、管理画面上に色で分けられた顔マーク(以下、フェイスバッチ)で体調や心の変化が視覚的に表示される。何かしらの不調を報告している従業員は、赤いフェイスバッチで表示される。重要な変化を一目で把握できるため、管理者による早期発見・早期対応につながる。管理者のみで対応を判断できない場合は、関連部署と共有することもできる。
価格(税別)は基本料金が年額36万円〜(利用者ID数:100IDから)。