iCAREは、企業向け健康管理システム「Carely(ケアリィ)」の新機能である「健診予約オートメーション機能」の第1弾として、「予約後自動化」の提供を開始した。
健康診断の実施・関連する事務作業は人事にとって煩雑な業務の1つ。特に今年度は新型コロナウイルス感染症対策として「3密」を回避しているため、医療機関での予約枠確保や日程の再調整が難しく、人事としてより効率的な対応が求められている。
健康診断業務のペーパーレス化・デジタルトランスフォーメーションを推進しているCarelyは、これまでに健康診断の事後措置(高リスク者の抽出・保健指導・就業判定)の自動化機能を提供してきた。これから人事が抱える健康診断業務の完全自動化に向け、新たに医療機関への予約フェーズの健診予約オートメーション機能を順次追加していく。
その第1弾となる予約後自動化では次の機能を実装。従業員の受診率向上につなげる。
自動送信メール
- 予約日時の確定メール
- 受診日前のリマインドメール(送付日を自由に設定可能)
- 受診日翌日の受診報告依頼メール
従業員がマイページで確認できる詳細情報
- 受診日時
- 受診コース
- オプション検査項目
- 医療機関情報
- 実施に関わる注意事項
また、これらが自動化されたことと合わせ、人事労務担当者は次の進捗をダッシュボードで確認できるようになった。
- リアルタイムな予約進捗
- 日程変更を含む受診状況
- リアルタイムな受診率
同社は今後、医療機関と連携し、従業員自らがCarely上で指定の医療機関に直接予約できる自動化機能(2020年内開始予定)を開発・提供し、健診業務の完全自動化を実現することで、健康労務の工数削減、企業の生産性向上に寄与していくとしている。