SmartHRが運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」は、イグナイトアイが運営する採用管理システム「SONAR ATS(ソナー エーティーエス)」とのAPI連携を8月20日より開始した。
SmartHRは、雇用契約や入社手続き、年末調整などの多様な労務手続きのペーパーレス化が可能なクラウド人事労務ソフト。組織や従業員の情報を集計・可視化できる機能などがある。さらに、勤怠管理や給与計算システムなど、様々なサービスとも連携している。
SONAR ATSは、ソフトバンク、ニトリ、NTTデータなど700社以上に利用されている採用管理システム。各就職ナビやイベントなど、全ての応募経路からのデータを一元管理し、直感的なユーザーインターフェースにより、応募者へのLINE連絡や状況の分析、さらに応募者への効果的な動機形成を図ることができる。
今回の連携で、SONAR ATSに登録されている採用候補者が内定承諾をした場合、入社予定者情報をSmartHRへシームレスに同期可能となる。これにより、これまで採用担当者が行っていた「入社手続きに必要な情報のCSVファイルへの出力」「システムへファイルをインポートして登録」もしくは「システムへの情報の手入力」といった手間がなくなる。また、顔写真やPDF情報も引き継げるため、履歴書など入社手続きに必要なテキスト以外の情報の登録も効率化できる。
SmartHRは、複雑でアナログな人事労務業務をシンプルにすることで、人事労務担当者が「より価値のある仕事に集中できるようにする」ことを目指し、イグナイトアイは「創造的な生き方、働き方」の実現を目指している。両社の目的が合致し、今回の連携に至った。両サービスのAPI連携機能の活用により、労務手続き・従業員管理・年末調整などのアナログな部分をなくし、業務の煩雑なコミュニケーションを減らすことが可能になる。これにより生まれた時間で、人事労務担当者や従業員が本質的な業務に専念できる環境づくりを目指す。