SmartHRが運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」は、SCSK開発のERPパッケージ「ProActive E²(プロアクティブ イーツー)」との連携を10月1日より開始すると発表した。同時に、給与計算BPOサービスとしてSCSKが協業しているパソナHRソリューションへのアウトソースを提案していくという。
少子高齢化を背景にした人材不足の時代において、人事・労務部門に求められる役割は大きいものがある。しかし、入退社手続きや給与計算等の定型業務への対応に忙殺され、社員教育や制度改革、人材の適正配置など、本来やるべきコア業務に集中できない点が課題となっている。このような課題の解決に向けて、SmartHRとProActive E²は連携を開始。入退社手続きや給与計算などに必要な情報を集約して電子化し、人事労務の業務効率化を実現することで、人事労務担当者が本質的な業務に専念できるように支援する。
今回の連携により、両社それぞれのサービスで収集した個人情報の連携が可能となる。当初は、SmartHRが保有する人事データをProActive E²へCSVにて連携。2021年1月からはProActive E²が保有する給与データをSmartHRへ連携し、APIでの相互連携が可能になる。
今後両社は、共同でプロモーションやセミナーを実施し、本連携を活かした導入提案を推進していく予定。
また、SCSKは2015年8月よりパソナHRソリューションと協業し、人材不足や働き方改革の推進に悩む企業に向けて、給与計算BPOサービスを推進している。給与計算BPOサービスの運用を支える基盤システムとしてProActive E²が採用されており、SmartHRとの連携によりこれをさらに推進していく。