学情は、20代の仕事観や転職意識についてのアンケート調査を実施。今回は「転職希望時期」に関しての調査結果を発表した。調査期間は2020年9月30日~10月7日、738名から回答を得ている。
転職希望時期は、「できるだけ早く」35.1%、「1ヵ月~3ヵ月以内」25.9%で、61.0%が「3ヵ月以内」の転職を希望していることが分かる。「3ヵ月以内」の転職を希望する人からは、「賞与をもらってから退職したいので、12月末の退職を検討している」「引継ぎなどを考慮すると、3ヵ月後の転職が妥当」などの声が寄せられた。
一方、「3ヵ月以上後」の転職を希望する人からは、「繁忙期を避けて退職したい」「現職のプロジェクトが終了するタイミングで転職したい」などの声が上がっており、現職との兼ね合いも考慮して転職時期を決めたいという意向がうかがえる。
この時期に転職活動をしようと思った理由は「企業や業界の先行きに不安を感じたから」が39.0%で最多となった。次いで、「もともとこの時期に転職活動を予定していたから」28.0%、「冬の賞与後に転職したいから」13.8%と続く。その他の項目では、「コロナの影響で契約が継続されないから」「転職の内定を得ていたが、コロナの影響で入社時期が決まっていない。早く正社員として働きたい」などの声も寄せられた。
希望する選考スタイルは、「Web面接と直接訪問を組み合わせて選考を受けたい」が44.2%で最多。「直接企業に訪問して選考を受けたい」(36.4%)が、「Web面接で選考を受けたい」(19.4%)を17.0ポイント上回っており、「Web面接」よりも「直接訪問」を希望する20代が多いことが分かる。
「在職中なので、面接日程を調整しやすいWeb面接も有効活用したい」という声とともに、「最終選考や入社を決めるタイミングでは、企業に直接訪問したい」「相性を見極め、雰囲気や社風を理解するためには、直接面談したい」「直接のほうが熱意を伝えられると思う」などの声が寄せられており、選考フェーズに応じて「Web面接」と「直接訪問」を使い分けたいという意向がうかがえた。